大阪880万人訓練に取り組みました

本日、南海トラフ巨大地震を想定した「大阪880万人訓練」が大阪府内全域で実施

されました。せっかくの大阪全域での訓練を防災意識の向上に活用しようと、本校で

は昨日のSHRで今日午前11時のメール配信訓練のことについて周知した上で、本日

の訓練に臨みました。

 

10時55分の上田教頭先生の全校放送による指示により、体育の授業以外の生徒た

ちは各教室でそれぞれの自分の携帯をカバンから取り出し、ONにしてメールの着信を

待ちました。午前11時きっかりに訓練メールが届きました。無事私の携帯にも着信しま

した。

うまく受信できた生徒、先生の一方で、メールが遅れて届いたり、うまく受信できなかった

りという問題が多数の生徒や先生の携帯で発生し、生徒の中には「何で私の携帯にメ

ールが来えへんの?」ど心配したり、不安がる声も出たようです。それぞれの原因につい

ては、その場で解決できる問題ではないので、メール受信確認後は訓練を終了し、携帯

をしまって気持ちを切り替え授業を再開しました。

 

受信の不具合については私たち個人の手に負える問題ではないので、その原因究明や

さらなる改善には大阪府と携帯会社でぜひ早急に取り組んでもらいたいと思っています。

結果的にはいろいろ不具合のあった訓練でしたが、それでもそういった不具合の発見も含

めて、こういった日頃の訓練と意識づけこそがとても大切なことではないかと思っています。

その意味で、今後の改善への期待も込めて、私は今回の大阪府の大規模な取り組みへの

姿勢を評価したいと思っています。

 

地域コミュニティの絆、住民相互の繋がりの強さが、防災や地域再生の大きなカギを握る

ことは、阪神淡路大震の災や東日本大震災の幾多の復興例からも私たちが学んだ大切

な教訓ですが、今回のような訓練とともに学校を核とした地域のつながりを大切にするコミュ

ニティ作りの多様な取り組みがとても重要な課題であり、本校の大きな教育目標でもあり

ます。

日々のさまざまな取り組みの積み重ねが、いざという時にお互いを思いやり、助け合って、

困難を乗り越える底力になっていくのだと思います。