H30年度二学期始業式式辞

みなさん、おはようございます。

幸い、みなさんが大きな事件、事故に巻き込まれることなく、ここにこうして集まることができ、うれしく思います。

前回は「危機管理」として話しましたが、この間社会では、地震や大雨などの自然災害が、人々の命や生活に大きな被害を与えました。

また、富田林市を一躍、有名にした大きな事件も起こっています。

安全と安心は「当たり前」にあるのではないのです。

この事実に深々と思い致して下さい。

そうすれば「感謝の気持ち」と「謙虚な姿勢」になります。

「危機管理」に加えて、「感謝の気持ち」と「謙虚な姿勢」このことを胸に刻み、今後行動して下さい。

さあ、いよいよ2学期のスタートです。未だ残暑厳しい折ですが、気候も徐々に過ごしやすくなります。

学習に、行事に、部活動に、全力で取り組んで下さい。

3年生のみなさん、みなさんは一足早く、2学期を迎えています。進路実現に向けて、真剣に取り組んでいますか。文化祭の取組みは順調ですか。金剛での学校生活も残りわずかになってきました。悔いの残らないよう、かけがえのない時を刻んでください。

2年生のみなさん、あなた方は、高校生活のど真ん中にいます。そして金剛の中心です。あなた方が実質、金剛を担っていると言っても過言ではありません。先輩のよさを引き継ぎつつ、1年生の模範となれるよう、限界に挑戦してください。

そして、1年生のみなさん、SOZO 39の学年のみなさん。みなさんが新たなコース制の第一期です。金剛のこれまでのよさを更に深化させ、創造することが、あなたたちの学年です。これからが金剛高校生としての真価を発揮する時です。期待しています。

最後に、みなさんに是非実行してもらいたいことを言います。

今後もいろんな行事や活動があります。しかし、どんな行事や活動があっても、必ず学習の時間は確保して下さい。授業以外の学習時間がゼロをなくして下さい。

日々の授業を大切にし、単位を修得することは絶対条件です。それを疎かにすると卒業や進級ができません。手遅れになる前に言っておきます。

教科学習だけが学びではないことも分かっています。行事や部活動を通じての学びも大切で、その学びが人間的成長に大きく寄与することも分かっています。

しかし、だからと言って、教科学習の時間がゼロであっていいという理由にはなりません。

教科学習は、単位修得や進路実現のための手段だけではなく、また、すぐに役立つ役立たないとは関係なく、あなたがたの思考や視野を広げ、人間の幅を広げます。

あなたがた一人ひとりの将来のためになることなのです。

無理なことを言っているつもりはありません。家で学習することが難しいなら、学校や図書館ででもできます。いきなり2時間、3時間が無理なら、30分から始めてもかまいません。

繰り返します。一人ひとりが、教科学習に向かう習慣をつけて下さい。教科書や参考書、資料集を自分の力で読み解く練習をして下さい。

ここにいる一人ひとりができるところから実行することを願っています。

 

以上を式辞とします。

平成30年8月27日

 校長 上本 雅也

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