4月28日(木)は、24日(日)に実施した生徒健康診断の代休で、学校はお休みでした。
生徒たちはゴールデンウィークに一足早く突入です。
しかし、私は進路部長杉澤先生とともに大阪市中央区の「エル・おおさか」へ出かけ、
何と、橋下知事の目の前で岬高校の説明をさせていただきました。
今年度、知事重点事業としての
「実践的キャリア教育・職業教育」支援事業の、
本校への支援を獲得するための審査会出席のためです。
この事業の目的は、「高校生の就職希望者内定率を全国平均91.6%以上に上昇させ、
進路未内定者を減少させることを目的として、大阪の「職業教育ナンバー1」をめざし、
校長のマネジメントにより、専門学校や企業、外部人材と連携して各学校の
生徒ニーズに応じた実践的なキャリア教育・職業教育プログラムを実践する
「頑張る学校」を支援する。」とするものです。
岬高校も、生徒の希望する進路を実現するために、キャリアカウンセラー派遣等により、
今以上に学校全体の進路指導力向上を目指して、この事業にエントリーしました。
この事業には府立・私立の別無く74校が応募し、
ともに同じ土俵の上で審査されて60校が指定されます。
当日は、74校が4会場、15グループに分かれて審査を受けました。
岬高校は、長野北高校・枚岡樟風高校の府立高校2校と
興国高校・堺女子高校の私立2校の計5校で、審査員の前で、
各5分間のプレゼンテーション、その後5校で25分の質疑応答が行われました。
審査会場に入り心の準備していると、橋下知事が部屋に入ってこられました。
私達グループの審査には、知事がこられるため、テレビカメラをはじめ報道関係者が
ぎっしりと所狭しと並んでいました。さすがに、緊張! しばらく、沈黙・・・。
長野北高木村校長からプレゼンテーションが始まり、私は最後5番目でした。
他校のプレゼンを聞くほどに緊張が増しましたが、逆に開き直ってきました。
私は、岬高校長として、特に以下の2点を強調しました。
① 1年担任団平均年齢26.5才、本校教諭平均35才(4月1日現在)は、
大阪府公立高校で最も若い高校の一つ。
情熱と意欲にあふれた、とことん生徒の面倒を見る教員集団。
② ここ2年間で中退者を大きく減少させた大阪で最も元気な学校。
なかなか、思ったようにはプレゼンテーションはできなかったですが、
進路指導の専門家キャリアカウンンセラーを活用することで、
若い教員集団の進路指導力を向上させ、学校全体の進路指導力向上させたい。
本校で鍛えられた若い教員は、数年後には他の府立高校で活躍できる
人材となることを強調しました。
審査の結果がどうなるか、神のみぞ知ることではありますが、
橋下知事に岬高校の現状を理解していただける良い機会になったかと思います。
審査終了後、橋下知事が「各学校・校長の熱意を実感し、この事業をさらに
発展させなければならないと思った。」と話されたことは、本当にうれしく思いました。
以下、新聞記事から・・・
(2011年4月29日 読売新聞)
公私立72高校が応募 職業教育 実践校府助成 審査会開催 知事も視察
高校生の就職内定率向上のため、府が今年度から、職業教育を実践する府内の高校約60校に計1億3800万円を助成する「実践的キャリア教育・職業教育」支援事業で、応募校の審査会が28日、
府立58校と私立14校の計72校が応募し、各校が進める就職プログラムを校長らが発表。インターンシップ(就業体験)や専修学校などの外部講師による授業、あいさつなどマナー向上の取り組みをアピールした。
会場を見学した橋下知事は「生徒のためになんとかしたいという熱い思いが伝わり、この事業が大阪の発展につながると感じた。助成の増額を検討したい」と明言。5月中旬に助成対象校を決定し、各校の要望額に応じて配分する。