エンパワメントスクールへ 2014.09.04

昨日の教育委員会議で認められ、今日の朝刊にも発表されていることですが、岬高校が平成28年入学生からエンパワメントスクールに改編される方針が決定しました。エンパワメントスクールは、総合学科に位置づけられ、「生徒一人ひとりが本来持っている内なる力を最大 限に引き出す学校」として、国数英で30分授業が展開できるなど、柔軟なカリキュラムを実施することができます。

 

岬高校の遠景です

 

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府教育委員会からは、岬高校がエンパワメントスクールへの改編校になるにあたって、次のような高い評価を得ていることが伝えられました。

エンパワメントスクールは、これからの時代に社会人として必要不可欠な力である「基礎学力」「考える力」「生き抜く力」を身に付ける学校である。次の2校(もう一校は成城高校)は、これまで学び直し、キャリア教育、社会人基礎力育成などに取り組んできており、これらの取組みに期待する生徒に対して成果を上げている。しかし、これらの取組みを一層充実させてさらに成果を上げるにあたっては、現在の教育課程では時間的にも制約があるしたがって、次の2校をエンパワメントスクールに改編し、つまずいたところを学び直す毎日の30分授業や「正解が一つでない課題に取り組む」ことをテーマにした学習など、エンパワメントスクールの新たな教育課程に変えていくこととした。なお、府域におけるエンパワメントスクールの地域バランスという点でも適当である。これまで各校が取り組んできた実績及び立地条件については、以下のとおりである。

 

 岬高校は、「わかる授業」「楽しい授業」をめざし、「メリハリ・テンポ・リズムを重視する」「考える・説明を聞く・黒板を写すなどを明確に分ける」「生徒を具体的にほめる」など、アクティブラーニング型の授業へ改善を進めるとともに、英単語やことわざなどを表記したプレートを学校内外の階段の段差部分に設置し、生徒が身近に学習に親しめるよう工夫している。

 また、平成23年度から外部人材であるキャリア・コンサルタントを活用するなど進路指導体制を充実することにより、就職内定率と進路未定率を大幅に改善してきた。さらに、平成21年度より「山海人プロジェクト」と題して、周辺の豊かな自然を活かし、里山や竹林の間伐材による木炭・竹炭の生産、これを活用した河川の水質浄化や清掃活動などのボランティア活動を行うなど、自己肯定感や社会人として必要となるやり抜く力の育成に取り組んでいる。立地条件としては、岬町に位置し、泉州地域などの地域から生徒を受け入れられる。

 

このように、これまでの生徒のみなさんの頑張り、保護者や地域の皆さま方のご支援、平均年齢の低い先生方の機動力が高く評価されたのです。これまでの実績を継承しつつ、ここから新しい学校づくりを始めていきます。どうかこれまで以上のご支援をお願いします。

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