【行事】体育祭~天地人~

梅雨や台風、そして熱中症までを気にしつつ、この時期に体育祭を実施することは生徒・教職員にとっては大きな負担となります。見えない相手との闘い、毎年そう感じるのですが、高校生の年間スケジュール(考査や進路関係・他の行事との兼ね合い、準備期間の確保等々)やクラスや集団作りの点で、5月末~6月上旬は、体育祭を実施する、一年間でもっとも適した時期でもあるのです。ですから多くの府立高校はこの時期に体育祭を実施しています。

昨日、長吉高校もエンパワメントスクールとなり8回目、「新たなの形」へと進化した、素晴らしい体育祭を企画・運営・実行してくださいました。

私なりに、今年の体育祭を振り返り、タイトルの「天地人」とう言葉で表現してみようと思います。

「天地人」とは上杉謙信の言葉からとられており、 これは、孟子の教え「天(てん)の時(とき) 、地(ち)の利 (り)、人(ひと)の和(わ)」を戦国武将の上杉謙信が引用したと考えられます。 戦に勝つには、すなわち物事(今回は体育祭)を成功させるにはこの3つの条件が必要だということです(諸説あろうかと思いますが、ネットから引用した文言を校長の勝手な解釈とお許しください)。

・天の時・・雨が早く止み、午前中は曇りで風もほど良く吹いてくれていた

・地の利・・本校グランドの抜群の水はけの良さ、あれだけの雨量、普通では使用できるのは午後からでしょう

・人の和・・生徒みんなの協力的な取り組み姿勢、部活動員はじめ各委員の事前の準備、先生方のサポート、保護者のご家庭でのサポートや多数の観戦・応援

天候を味方につけて、信じられないグランドの回復力、そして何よりも「長吉高校、生徒・教職員・保護者みんな」が、体育祭をいいものにしよう!!の想いと行動が、昨日の体育祭に結実した、私はそう感じました。これは、次なる大きな行事「文化祭」や、2年生の修学旅行、3年生の進学や就職、いろんな場面への成功体験として、見えない力となりみなさんを支えてくれる無形の財産!!として心の中に刻んでおいてください。昨日のみなさんの笑顔や頑張る姿!!大切な宝物として、また来週から様々なことにチャレンジしていきましょう。ありがとうございました。