平成２７年２学期 終業式の挨拶
中津支援学校 校 長 小林 信恵
今日は平成２７年度第二学期の終業式です。
今、６１人の仲間がいます。みんなと一緒に勉強をしたり、遊んだりしてきた、高等部1年仲間が本日２４日に退所します。府立の支援学校高等部に通います。何時までも、中津の仲間のこと忘れないで、笑顔いっぱいで過ごしてほしいと思います。
1学期は「目標を立てて、目標を持って学校生活を送りましょう」とお話ししました。そして2学期の始業式の時には「目標を達成できるよう行動しましょう。夢に近づけるように。」と、「ありがとう。」の言葉についてお話ししました。
「障がいを持っているからやってもらって当たり前。」ではなく、助けてもらったら感謝の言葉「ありがとう。」を言える子になって欲しいと思います。そしていつかは自分のできることを行って、誰かに「ありがとう。」と言ってもらうようにしよう。とお話ししました。今はできなくても、しっかり心に覚えていてほしいと思います。
2学期は中津まつり、小学部・中学部・高等部修学旅行とたくさんの行事がありました。今年の修学旅行は、みんなの願いが通じてとってもいいお天気で、楽しい思い出がたくさん作れた修学旅行になりました。みんなが目標に思っていたことが達成できました。遠足や、体験学習でもたくさんのことを学ぶことが出来ました。
児童生徒会の取り組みであいさつ運動では、１０月２１日～１１月１３日の火曜日と木曜日の朝の登校時にみんなの大きな声が広がり、元気をもらいました。また、地域の方たちと一緒に清掃活動を10月23日、11月13日に行い、学校の周り、公園、中庭がとっても綺麗になりました。これらの取り組みを１月２７日に大阪府立高等学校保健研究発表大会で発表します。
第５９回大阪府よい歯・口を守る学校・園表彰事業において優良賞をいただきました。日頃からみんなが歯磨きを一生懸命していることや、歯科医の滝田先生のご指導、学院の看護師さんたちの支援があったと思います。
そして、「中津まつり」は、今年もみんなが輝いていました。ライオンズクラブの方、地域の方、保護者の皆様、整肢学院の皆様以前勤めていただいた先生方138名の方に大きな拍手、声援を貰って嬉しかったと思います。この経験が大きくみんなを成長させていると思います。3学期は作品展です。また多くの皆さんに見ていただき、声援を貰いましょう。
１７日には大阪新梅田シティライオンズクラブさんからケーキと靴下・タオルのプレゼントがありました。ケーキはなんとラマダホテルの支配人さんと料理長さんが中津支援にライオンズさんからプレゼントしていることをお聞きになり、料理長さんが直々に作って持ってくれました。絆・つながりを感じます。こうして、気にかけていただくことができるということは、中津の仲間が笑顔で頑張っているからだと思います。これからも感謝の気持ちをみんな持ち続けましょう。
12月11日にトップアスリート障がい者スポーツ教室がありました。小学部のＣグループは風船バレー、中・高のＦＧグループはバスッケトを行いました。とっても楽しくまた真剣にゲームをしていました。講師で来ていただいた諸隈（もろくま）さん、永易（ながやす）さんからサインを頂きましたそのメッセージには「できないことを数えるより、できることを数えよう！！」とありました。大きな言葉だと思います。校長先生もこの言葉をかみしめていきたいと思います。
１今年の漢字は何ですか？「安」です。清水寺の管主さんは「不安を払しょくして安全で安心な来年にしていきましょう。」とお話ししていました。校長先生も中津の仲間が、安心して安全に学校生活を送ることが出来る様に再度気を引き締めていきたいです。