高等部FGグループでは、6月2日(月)から6日(金)まで、校内で作業を中心とした実習を行いました。この期間は、校外で就労体験実習や就労支援施設での体験実習に参加する生徒が3名あり、校内と校外で並行しての実習となりました。
今年の校内実習では、事前の準備学習で、
① 一定の時間に集中して作業に取り組む力をつける
②作業の力を高める
③学校以外で実習することを考えて、言葉づかいに気をつけ、連絡・報告ができるようになる
の目標を皆で確認して実習に取り組むことになりました。
仕事の内容は、
①ぺットボトルキャップの選別作業
② 自転車盗難防止鍵の検品
③バスタオルの洗濯とたたみ
④他の支援学校での実習の様子を知る
の4つです。
1年生の4名は高等部での初めての実習なので、不安もあるようでしたが「とにかく全力でやろう」という意気込みが感じられました。キャップの選別作業は、選別したしたキャップがリサイクルされて環境の保護や資源の節約につながるという世の中の動きにも関連する仕事であり、そのことが仕事への励みになりました。また、ここ数年継続して実習で取り組んでいる仕事でもあるので(1年生は初めてですが)自分なりに仕事のやり方を工夫して能率よく取り組むことができていました。1年生についても当初予想していたよりも多くの量をこなすことができました。盗難防止錠の検品は、外部の業者からの委託作業で、今年初めて取り組みました。扱うモノが金属で硬く重量もあるので、2・3年生にとってもかなり難しい仕事でしたが、あきらめずゆっくりでも着実にすることを心がけて取り組み、予定通りに納入することができました。
バスタオルの洗濯~乾燥~たたむ~収納という一連の作業は、校外の就労支援施設でもよく取り組まれている内容ですので、経験をしておくという意味で取り組みましたが、これが意外と難しい仕事であることが判りました。
今後は、事前の学習・準備を十分にして取り組みたいと思います。