６月２９日(水)中学部高等部のFGグループを対象として進路講話がありました。今回の講師は身体障害者自立協会フリーダム創生(大阪市東淀川区)の管理者中島弘子さんでした。フリーダム創生は生活介護、就労継続支援B型、就労移行支援を展開する多機能型事業所です。これまで本校の生徒も実習でお世話になっており、卒業生も数人通所しておられます。
今回の進路講話は2部構成でした。第1部では先日フリーダム創生で実習した高等部2年生の生徒2人の実習の様子をスライドで紹介しながら、本人たちにそのときの様子を話してもらいました。実習先では駄菓子の袋詰めから、パソコン入力までいろいろな種類の作業に取り組んだこと、作った商品を街頭で販売した時の感想、どのような作業が自分に合っていると思ったかなどについて、自分の言葉で話すことができました。今回実習に参加した2人は、中学部のときにフリーダム創生を見学したことがあり、中島さんからは中学部のときと比べて、受け答えなどが大変しっかりしてきたとお褒めの言葉をいただきました。第2部では中島さんのお話を聞きました。「自立」を目指すということは、一人暮らしをすることではなく、自分の希望をはっきり持ち、できないこと、わからないことを伝えて、手伝ってもらえる、そんな人になれたら自立の第一歩であること、そして笑顔の大切さなど、通所されている方のエピソードを交えながらのお話でした。最後は質問タイムでした。お給料はいくらもらえますとかいう質問は皆興味津々。どの質問にも丁寧に答えていただき講話を終えました。
