「希望の園」は本校の卒業生も多くお世話になっている障がい者支援施設です。入所での生活介護や施設入所支援のほか、通所での生活介護もあります。見学では5階建ての建物の中を各階ごとゆっくり案内していただきました。作業場では、絵の具の箱詰めや金属のパイプにゴムを通す作業を見学させていただきました。利用者の方が黙々と作業に打ち込んでおられる姿に圧倒されました。
その後、実際に卒業生が生活している部屋の中を見学させていただきました。希望の園では4人もしくは2人で1部屋ですが、ベッドの周りに趣味のものが飾られていたので、すぐにどのベッドが卒業生たちのベッドか判別できました。休み時間に洗濯をするなどして時間を有効に使っている卒業生もおり、社会人として効率良く時間を使っている様子が伺えました。
帰校後の振り返りでは部屋や作業場を見学して「いいなあ」という感想や、「1人部屋が良い」、「もっと同世代の人が多くいる場所が良い」など様々な感想が出ました。このような経験を通して、卒業後の進路について、明瞭なイメージで捉えるようになっていってほしいと思います。
