1月20日(月)3年就職内定者講演会

 1月20日(月)放課後15:30より、3年生の就職内定者に対して講演会を開催しました。府教育委員会から指定を受けた「実践的キャリア教育・職業教育」支援事業の一環として実施したこの講演会に、3年生の就職内定者43名が出席しました。

 講師は、(株)パソナより、境真希先生をお招きし、1時間お話しを頂きました。境先生は、パブリック事業部でマネージャーを務められ、大阪府高卒生キャリア支援プロジェクト事業においては、研修担当マネージャーとして、多くの高校生のキャリア支援を行っておらます。本日は、卒業を間近に控えた3年生に、社会人となるに当たっての心構え、特に早期退職防止の観点から、スライドを活用頂き、さまざまなお話を聞かせて頂きました。

   

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 先生は、まず正社員とアルバイトとの違いを4点に渡って説明され、会社を辞めることのデメリットをお話しされました。そして、正社員であることの重みを心に刻んでおくよう言われました。

 私が特に心に残ったのは、会社で成長していくイメージのお話でした。「最初の3年間は、会社でぐんぐんと伸びる時期。だから失敗やしんどいことも多い。しかしこの時期に成長しないと以後は伸びにくい。しんどさは、成長のための苦労であり、しんどくて当たり前なのだということを忘れないでほしい。そして、最初の3日間乗り切れたら3ヶ月働ける。3ヶ月乗り切れたら3年間働ける。本当にしんどいのは、最初の1年間で、3年目以降は穏やかな成長となり、逆に会社で居心地が良くなっていく。3年を過ぎずに辞めてしまうと、また一から始めないといけなくなり、いつまでもしんどいことは続くのです。」

 私は、まさに「石の上にも三年」という諺を思いだしました。自分が教員生活を始めた頃も、思い出してみるとそうだったと実感できました。境先生は、その後新入社員向けに、「こんな時はどうしたらよいか」というアドバイスを事例を交えて説明されました。

 先生のお話の途中から、指示しなくともメモを取り始める生徒が多く見られました。さすが野崎高校生!

 とても実践的かつ、今の3年生にとって心に残るお話を頂き、境先生には心よりお礼申し上げます。

 そして高校生活も残り少なくなった3年生の皆さん、就職が内定した生徒たちは次のステージへ向けて準備しています。粘り強く取組み、これから進路を決定していく生徒たちもいます。

 36期生が一つになって、良き卒業の日を迎えることができるよう、野崎高校での残された時間を悔いなく送ってほしいと切に願っています。

     

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