2月11日(火)建国記念の日に、野崎高校主催の「地域ふれあい凧揚げ大会」を開催しました。これは里山ボランティア活動の一環として行われ、地域の方や子どもたちと親睦を深める目的で実施してきたものです。
本校からは里山ボランティアクラブの生徒たち、教頭先生、担当の先生方、担当ではないが子ども連れで参加頂いた先生方が中心となり、NPOだいとう森づくりクラブの尾崎会長始め4名の皆さま、本校新旧PTA会長・副会長の強力なサポートを得て、地域の小学生や保護者の方々と凧揚げ交流を実施することができました。
朝11:00に会議室に集まって頂き、まずは凧作りからです。凧は大凧と連凧の2種類あり、より高く舞い上がるよう各自が工夫して竹ひごや糸を上手くセットアップしていきます。和紙に絵を描くのも腕の見せどころです。
私も子どものころ近所の土手や原っぱで友だちと凧揚げに興じた時期がありましたが、所謂和凧をうまく作るためには糸目のつけ方やしっぽを工夫するなど、なかなか奥が深いようです。
会議室の中は、集中しながらもどこかウキウキワクワクしている様子の子どもたちや童心に帰った大人たちで賑わっていました。
NPOの方たちや本校のベテランの先生の見事な手捌き?で、2時間の間に凧は次々と完成していきました。子どもたちもとても嬉しそうで、凧を揚げるのが待ち遠しい様子です。
本校のクラブ生に手を引かれて、子どもたちは颯爽とグランドへ出て行きました。
経験上、手作りの凧がうまく揚る確立は、さほど高くないことを知っていましたので、どうなることかと内心冷や冷やしていましたが、果たして凧は揚ったのでしょうか?
揚ったのです。風も味方してくれたのですが雲の合間の透き通った冬空へ向けて、凧は舞い上がって行きました。特に驚いたのは森づくりクラブの尾崎会長の大仏凧でした。
一時は本当に視界から消えてしまいそうになるくらい高くまで揚ったのです。すごいと言うか、思わず心の中で凧揚げ名人賞を差し上げてしまいました。こうなると教頭先生も黙ってはいられません。
負けじと凧を風に乗せ、かなりいい線まで揚げておられました。子ども連れの方たちは、そのような無用な?争いには加わらず、連凧を持って走ったり、くるくる回る様子を楽しんでおられました。
少し肌寒い日ではありましたが、本校生や地域の方々の熱気で、寒さを忘れて凧を追い続けました。ボランティアクラブの生徒は、子どもたちと触れ合うことで、地域の温かさに気づいたり地域の一員としての帰属意識が高まったのではないかと思います。
また参加頂いた方には本校の取組みの一端を知って頂く良い機会として頂けたのではないかと思っております。
お休みの中、また寒い日にもかかわらずご参加頂いた皆さま方、本当にありがとうございました。次年度も継続して地域ふれあい行事を実施したいと考えています。
より多くの方々に野崎高校にお越し頂き、本校の等身大の姿を見て頂けることを願っております。