修学旅行が無事に終了しました

3泊5日間の修学旅行がA団・B団ともに無事終了しました。まずは全員が元気で帰国できたことで担当者としても喜びを隠せません。寒さの増す日本を旅立ち、常夏の国・シンガポールへ向かいましたが生徒たちは慣れない環境の中頑張ってくれたと思います。

 

1日目はほとんどを移動に費やしました。初めて国際線に乗る生徒も多かったのですが、集合時間や注意事項をよく守り、スムーズに搭乗できました。

機内でも周囲に配慮できていたのが印象的でした。到着後も整然と行動することができました。荷物を持って空港から出た時の熱気に生徒たちみんながその気温の違いに驚いていたことが印象的でした。

すぐに向かった夕食では、シンガポールの代表的な食事を食べました。おいしいと言ってたくさん食べられる生徒もいれば、日本食とのギャップやその香りになじまないとあまり食べられない生徒もいました。

食事会場を出発してむかった初めての観光・シンガポールフライヤー。シンガポールの100万ドル以上の夜景に生徒たちは全員大盛り上がり。約30分の観覧でしたが、こんなに早く過ぎる30分はないというぐらいにシャッターを切ることに一生懸命になっていました。

ホテルに到着後は、こんなに豪華なホテルへ泊まっていいのか?というぐらいのグレードにびっくりしていました。部屋によっては、フライヤーから見る景色とほぼ同じ絶景がホテルの部屋から見ることができました。

 

2日目は、朝から豪華なバイキングでみんなたくさん食べていました。おなじみの朝食スタイルに、1日目の夜に食べられなかった生徒も満足でした。

その後は、市内観光に出かけました。ラッフルズ卿の上陸地点を見学し、ボートキーを通過して徒歩でマーライオン公園まで向かいました。その場所でクラス写真の撮影をしました。すごく人が多い中で、強引に割り込んで急いで撮影したことを覚えています。

そこで少し自由時間を過ごした後、シンガポール国立大学に向かいました。ブラザー&シスタープログラムでは、大学生とペアになり市内観光をしました。結団式の生徒たちの不安な表情とは打って変わって、集合して解散する頃には別れを惜しんで、ギリギリまで写真を撮ったり連絡先の交換をしている姿が本当に素晴らしく見えました。日本語の堪能な学生もいたようですが、英語でしっかりコミュニケーションをとっていたようです。

 

3日目は、A団の生徒たちと合流して夕方まで同じ行程でした。わずかな時間を使って朝食後に修学旅行期間中の生徒の誕生日を全員で祝うサプライズイベントを行いました。少しでしたが、学年全員で一つのイベントができてよかったと思います。

終了後に各班ごとに異文化ウォークに出かけました。シンガポールの狭い国内の中で異文化が共生しているということで、多民族国家の国であることを認識してほしいと思い、アラブストリート・リトルインディア・チャイナタウンをチェックポイントとして設定しました。ずっと前から生徒たちは一生懸命ガイドブックなどを使って調べた甲斐もあり、MRTやバス・タクシーを上手に利用し効率的に市内を観光していました。

免税店に集合した後はシンガポール動物園内にあるナイトサファリへ。ここでの夕食も生徒たちには大人気!何よりも人気だったのが味噌汁。やはり少しの間なのですが日本食がやはり好きなのですね。大好評でした。ナイトサファリでは、日本にはない動物園の観覧スタイルで、有名な動物の前に来ると生徒たちもすごく喜んでいました。鹿の数がすごく多かったのも面白いところでした。

 

最終日、4日目はテーマ別研修です。各クラスで行きたい場所を選択肢の中から選び、行動しました。リバーサファリではパンダのかわいい姿を間近に見ることができました。ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの方は世界の植物や大きな滝などを見てマイナスイオン身体にたくさん蓄えました。

午後からはセントーサ島へと移動し、各自でいろいろな場所に行きました。リュージュを楽しんだり、シー・アクアリウムという新しくできた水族館を訪問したり、ユニバーサル・スタジオ・シンガポールで集合時間ギリギリまで遊んでいた生徒などさまざまでした。

集合し、夕食を食べた後はソング・オブ・ザ・シーという水と光と火と光のショーを見ました。最後のイベントということもあり、シンガポールでの楽しい日々を振り返りながら感傷に浸って見ていたことが印象的でした。そして、夜中に空港へと移動し、翌朝に無事関西国際空港へと到着しました。

 

 

この5日間という長いようで短い修学旅行を通じて、生徒たちは多くのことを学んで帰ってきてくれました。シンガポールは日本と違うことがとてもたくさんあるということ。食文化をはじめとし、住環境や服装なども異なります。やっぱり日本がいいやという生徒もいますし、海外が好きになった、もっといろんな国に行ってみたいという生徒も。他を知り己を知る、とはまさにこのことを言うのでしょう。

もう一つは、英語の重要性です。それほど英語を使用するという環境は多いと感じなかったかもしれません。しかし、英語は苦手だと感じながらも英語の必要性については多くの生徒たちが認識しています。シンガポールでは2~3ヶ国語を使うのは当たり前です。日本も国際競争に生き残るためには日本語のみでは通用しません。もう苦手だからやらなくてもいい、ではダメな時代に突入していることを大学生と会って話をしていると自ずと気づかされたことだと思います。

わずかな雨こそ降りましたが、雨季に入ったシンガポールで私たちが滞在した5日間で日中に降らなかったことは奇跡と言っても過言ではないくらいです。本当に天気に恵まれた素晴らしい修学旅行でした。

 

2年生の皆さんには、新たに芽生えた友情もたくさんあると思います。その友情と、楽しかった思い出を胸に残りの泉陽での生活を満喫してほしいと思います。毎日のブログ更新が遅くなってしまい申し訳ありませんでした。一生懸命、更新しようと努めてはいたのですが、保護者の方々及び学校関係者の皆様にご不安をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

このブログには書ききれないほどの思い出も生徒たちは持っているはずです。ぜひご家庭・学校などでいろんな話を聞いてあげてほしいと思います。どうもありがとうございました。