2021年度 第76回 インターハイ大阪府1次予選

 本校3年生にとってインターハイ予選は「引退試合」となる大会です。昨年度は中止となり辛い思いをさせてしまったので、活動時間や無観客開催という多くの制限はありましたが、今年は開催されて本当に良かったと思っています。

 

5/15 1回戦 四條畷 66 - 62 松原

 練習不足と久しぶりの対外試合ということもあり、開始直後にリズムを相手に奪われ、ビハインドからのスタートとなりました。第1Q終了時には6点差、前半終了時には15点差、最大得点差は18点差と、ずるずると引き離されていく試合運びとなりました。

 しかし、選手達は諦めていませんでした。交代しながら全員で継続的プレッシャーをかけ続け、点差が縮まらないまでも点差が広がらないようにプレーし続ける。そんな苦しい時間を耐え続けました。その精神力は見事だと思います。最終の第4Qになってようやく効果が現れ、相手選手の動きが止まり始め、ミスが目立つようになってきました。そして、

残り1分で同点に追いつき、残り46秒でついに逆転!

総力戦でもぎ取った価値ある勝利でした。

 

5/16 2回戦 四條畷 53 - 72 工芸

2回戦も、開始直後のリズムを相手に奪われるという悪いスタートとなりました。相手の能力は高く、第1Q終了時に20点もの差を開けられてしまい、今回はそれを最後まで埋めることが出来ず、残念な結果となりました。

 

 この2日間、我がチームの選手達は、自分達の信じる『畷高のバスケ』をしようと、誰ひとり気を緩めることなく前を向いて戦い続けていました。その姿に感動すると共に、それを実践した選手達を誇りに思いました。

 大会を終え、クラブの中心は2年生と引き継がれます。「チーム全員があきらめない」という畷高女バスの精神を 新しいメンバーがどのように表現していくのか。今から楽しみにしています。なかなかパフォーマンスを披露する場を設けられずにいることが残念でならないのですが、彼女達の取り組みの支えとして、ご家族の支援・応援は不可欠です。これからも応援よろしくお願いします。

        畷高女バス 顧問代表 西 謙和