大阪高校スポーツクライミング大会

大阪高校スポーツクライミング大会が9月27日に常翔啓光学園高等学校で行われました。


常翔啓光学園には国際基準を満たしたクライミングウォールがあり、充実した環境の中で競技が行うことができます。本校からは一年生男子が一名参加し、場内アナウンスの紹介では「久しぶりの公式大会で緊張していますが、優勝します。」と力強く宣言してくれました。


予選はフラッシング方式で2ルートを登りましたが、高い技術力と保持力を武器に、危なげなく完登してくれました。予選は同率一位の成績で通過し、午後からの決勝に臨みます。


決勝は難度の高いグレードが設定されており、予選では完登していた選手もなかなか高所まで登ることができない状況が続いていました。そのような状況で始まった決勝のクライミングですが、本校部員は冷静にルートを選択し、丁寧に登攀していきます。


途中には後ろを振り返る余裕も見られました。後々、本人に聞いたところ「完登してタイム勝負になると思ったので時間を確認しました。」とのことでした。


最後まで、力強くスピーディーなクライミングを見せ、無事にTOPまで登りきり、決勝では一人目の完登者となりました。


結果としては、もう一名の完登者をタイムで上回り、見事優勝を成し遂げることができました。宣言通りの優勝を成し遂げた彼からはさらなる高みを目指す強い意志が見て取れました。


今年度はコロナ禍で厳しい情勢が続く中、様々な準備や対策を行いなんとか大会を無事に終えることができました。


競技参加者たちが日ごろの努力の成果を発揮すべく、純粋に壁と向き合い、越えようとする姿は美しく、心揺さぶられるものでした。次の大会で、よりよい結果を手にすることができるように一層の精進を期待しています。


また、今回の大会を運営するにあたって多大なご尽力をいただいた常任委員の先生方にも、この場をお借りしてお礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。


本校部員はすでに次の目標に向かって歩みだしています。山岳部員としてクライマーとして、一層の活躍が期待できると思いますので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。 


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山岳部顧問:浅田