リレーブログ 7

僕は中学からラグビーを始めて今年度で6年目になりますが、それまではソフトボールをしていました。

ソフトボールでは、特に機動力もなくボール裁きも良くなく、投球の速さしか残っていなかったためにピッチャーになりました。しかし、いくら球が速くてもコントロールが定まらず、結果は出せませんでした。その頃にはプロ野球選手になりたいという夢は自然となくなっていました。

そんな僕ですが、ソフトボールの先輩にラグビー部が多いこともあってラグビー部に入部しました。当時の3年生が卒部する頃になってもタックルすることにビビっていた僕ですが、自分と一緒に始めた同級生が果敢にタックルする姿を見て悔しさが沸きだし、目を瞑りながらでもとにかく体をぶつけにいくということを何日も何日も意識し続けました。

そんなあるとき、たまたま1回タックルが上手く決まることがありました。そのときの爽快感と達成感が忘れられず、どんどんタックルに積極的になっていきました。今ではタックルの練習を心待ちにするようになり、現在新型コロナウイルスの影響でタックル練習ができず、うずうずしています。タックルに対し、「怖そう」「痛そう」というイメージを持っている人は多いと思いますが、怖いと思っているうちは怖いです。しかし、1度勇気を振り絞ってみれば、またその次も勇気が出ます。そしてその次も...、と繰り返しているうちにタックルが、ラグビーが、大好きになっていきます。

ラグビーは15人で1チームのスポーツなので、足が速くなくても、キックができなくても、パスが上手くなくても皆にそれぞれ活躍の場があります。だから、ソフトボールでは活躍できず楽しめなかった僕ですが、今はラグビーを心から楽しいと思えています。

更に、チームのために自己を犠牲にするスポーツであるためチームメイトは仲良く、知らぬ間にどこかの教室にラグビーが集まっている、なんてこともあります。

75期生やこれから入学してくる人たちには、これだけ楽しく素晴らしいスポーツを「怖そう」「痛そう」というイメージだけで避けてほしくありません。誰でも初めは初心者です。経験がないことに引け目を感じず、このブログを見た人にはぜひ1度ラグビー部に足を運んで欲しいです。

3年プレーヤー