「ヒゲがやわらかいな~。」「手が痛~い。」「葉っぱの匂いが取れない。」......
高等部3年生12名、家庭科の授業でのみんなの声が聞こえてきます。
事前に授業でとうもろこしの種まきから成長するまでを学習し、当日栄養教諭の先生と一緒にとうもろこしが使われている料理について話し合ったあと、皮むきがスタートしました。
明日の給食に必要なとうもろこしは、児童、生徒と教員の分で140本!!
みんな真剣な表情で手を止めることなく、作業は進みます。みんなもよく知るとうもろこしですが、ヒゲを取って皮を一枚ずつむいていくのは初めての生徒も多かったようです。
黄色いとうもろこしが積みあがってきたところで、次は切る作業に入ります。茹でる前のとうもろこしはとても固いので、力自慢の男子の出番となりました。学部によって3等分、4等分と大きさも違います。作業が始まってから1時間!420人分のとうもろこしの準備を終えました。
終わって感想を聞いてみると、「毎日こんなにたくさんの給食を作っているのはすごい。」「とうもろこしの準備だけで手が痛くなった。」「部屋が草みたいな匂いでいっぱいになり、びっくりした。」などみんなそれぞれの感想を持ったようです。
この体験を通して普段食べている食材に興味を持ち、皮むきの経験も生活の中で活かして欲しいと思います。