~高等部 校内・現場実習~
高等部では前期(5月)と後期(10月)に作業活動を中心とした実習を実施しています。
校内実習では、ステップル資材の組み立てやネジの袋詰め機械綴じ、小口袋に塩を測り入れる作業等多種に渡る取り組みをしています。現場実習では各就労事業所への体験実習や企業にて実際の業務に従事しています。1年生・2年生は一週間、3年生は2週間の実習期間となっており、卒業後の就労に向けて行っています。
*高等部1年生 実習の取り組み*
1年生は、10月17日(月)から10月21日(金)の5日間、校内実習を行いました。校内実習では、前期に引き続きステップル・蝶番の組み立て作業を取り組みました。前期は、入学して初めての実習で報告・連絡・相談ができなかったり、集中して作業することができなかったり、初めて製品を扱うことに戸惑うこともありましたが、後期は、実習に対して積極的な姿が見られ、毎時間、目標を立て、自分の組み立てた個数を日に日に増やすことができていることにやりがいを持って取り組むことができました。
C・D班を対象にエルチャレンジより講師をお迎えし、「清掃研修」を行いました。主にぞうきんとほうきの使い方のレクチャーを受け、実際に校内を清掃しました。また、D班を対象にシャープ特選工業より講師をお迎えし、「出前授業」を行いました。「働くこと」をテーマに、グループに分かれて部品の梱包作業や、「なんのために働くのか?」をみんなで意見を出し合い考え、卒業後の進路に向けて意欲・関心を高める良い機会になりました。
1年生の実習で学んだことや実習を通して気づいた課題を日々の学校生活で取り組み、卒業後の進路に繋げていきたいと思います。
*高等部2年生 実習の取り組み*
高等部2年生は、10月24日(月)から10月28日(金)までの後期校内・現場実習を行いました。校内実習では、ステップルや蝶番の組み立て作業、商品の検品・袋詰めなど様々な作業を行いました。実習では、挨拶や言葉遣い、周囲と協力して作業に取り組むことの大切さ、時間を意識して行動することなど、多くのことを学習しました。また、前期の実習よりも作業ペースが上がり、商品を丁寧に扱う様子がみられました。
初めての企業・現場実習では、緊張もみられましたが、実際に働くことで自身のできることや、課題を知ることができ、より成長した姿がみられました。卒業後の進路を考える良い機会になったかと思います。
*高等部3年生 実習の取り組み*
高等部3年生の後期校内・現場実習は10月17日(月)から10月28日(金)まで実施しました。校内実習ではステップルの組み立て、蝶番の組み立て、玩具の組み立て、清掃等を行いました。現場実習では企業、就労移行、就労継続支援B型、生活介護等の事業所で実習体験を行いました。
高等部最後の実習ということで、それぞれの目標を達成できるように各自ががんばって取り組みました。校内実習では、報告・連絡・相談を必ず行うようにして、コミュニケーションを取ることの大切さを学びました。また丁寧な作業をすることで、作業効率が上がることを学びました。現場実習では、前期の実習で注意されたことや自分の課題を意識しながら、それぞれが一生懸命に取り組むことができました。前期・後期実習を通じて、卒業後は「仕事をする」という意識が高まり、卒業後の進路を決定していくうえで、大きな成果を得ることができたのではないかと思います。