今年の桜は、始業式と入学式に満開になるようなタイミングですね。登校してくる生徒一人一人に声をかけると、一年生は少しはにかみながら2年生と3年生は元気よく挨拶を返してくれました。本当にすがすがしい新学期の始まりです。
2年生・3年生に向けの始業式で、日本プロサッカー最年長の三浦 知良さんの話をいたしました。15歳で「ブラジルのプロサッカー選手になる」という夢の実現のため、単身ブラジルに渡り、19歳でサントスFCでプロ契約を勝ち取ります。 日経新聞に出ていた三浦 知良の記事ですが、「『成功は約束されていないが、成長は(本人次第で)約束される。』と日本代表のザッケローニ監督は いいことを言うね・・成功よりも成長したいとの気概で事にあたる人がずっと青春を生きるんじゃないかな」彼は44歳の今でも現役の横浜FCのプロサッカー選手です。
さて2年生はエリアでの学習がスタートします。夢に向かっての扉が今開きました。がむしゃらにその夢に向かって突き進んでください。
そして3年生は夢を叶える年です。三浦 知良でも18歳の時、夢をあきらめて日本に帰りたいと思ったそうです。ふと寄ったリオの公園での現地の貧しい少年たちがサッカーをしているのを見て、その中に裸足の子供や、足をひきづった子供も居て、ボールも古い汚いものだったそうですが、皆楽しそうにボールを追いかけていた姿を見て「自分には丈夫な足も、スパイクも、いいボールもある。何を俺は贅沢なことを言っているんだ!」と思い帰国を踏みとどまったそうです。みんなも、無いものねだりはやめて、自分にあるものをしっかり磨きあげていきましょう。
学校は君たちが主人公です。私たちは、君たちの夢の実現のための応援団です。時には厳しく、時には優しくアドバイスをしますが、すべて君たち全員に夢を実現してほしいからです。
遠いゴールに不安を感じても、決して「不安」と口にしないでください。口にすると脳にマイナスのエネルギー出来て、ますます不安になります。ジュースの「ファンタ」でも飲んで、気分をポジティブに変えていきましょう。