9月7日・臨時放送集会

学校を再開するにつきまして、放送集会を行いましたのでご覧ください。

【名をとどろかせ】

生徒のみなさん おはようございます。

 本日から授業を再開するにあたって、今回の臨時休業に係る話と学校祭についてのお話、そしてお願いがありますので、聞いてください。

 一週間前の始業式に話しましたが、その時の話は、「直近6日間・8月23日から28日で、延べ99校が学校休業をしているので、感染に本当に気を付けて」という話でした。その後、8月30日から7日間で、数えると、やはり述べ91校の学校休業を教育庁が発表しています。つまりこの2週間で延べ190校が、学校を休業したことになります。府立学校というのは大体160校くらいだから、とんでもない数字です。

 学校休業というのは、陽性者が確認されて、その濃厚接触者を保健所が特定し、これ以上、他に影響がないと確認される期間のものですが、この危機によって、教育委員会から、昨日、もう一段、安全対策を強化するという通知が来ています。大まかに言うと、陽性者が確認されて、保健所が濃厚接触者を特定し、PCR検査をする。その結果陽性者が確認されたら、ケースによって、学級休業や、学年休業、もしくは学校休業を、7日間行うというものです。今日からの新たな陽性者に順次適用されます。緊急事態宣言下の措置ですが、緊急事態宣言は多分延長されますので、少なくとも9月はこの形になるでしょう。

 この1年間、様々な人が話したと思いますが、ここが踏ん張りどころです。かからないように、知らず知らずのうちに移さないように、マスクをきっちりする。完全な黙食をする。一歩下がったディスタンスを行う。違和感があったら休む。ということをよろしくお願いします。さらに、学校の帰りに「複数の友達とラーメンを食べに行く」「カラオケボックスに行って大勢で歌の練習をする」などという事がないように、学校の中だけではなく、学校からの行き帰りも今、この緊急事態の中では控えてください。

 学校祭について話します。昨日の保護者メールでお伝えしましたように、昨日先生方で会議をして、学校祭について、話し合いました。当初の9月11日の文化祭、14日体育祭を基軸とした学校祭でしたが、この、いつ陽性者が確認されて学校休業になるかもしれない環境において、0ベースで考えなおしました。

「延ばす」「縮める」「分ける」「スマホに入れる」という事を基準としながら、生徒会係の先生を中心に、この安全安心を最優先しつつ、いかに精一杯良い経験ができるかを考えました。これから詳細を急ピッチで詰めていきますが、今の計画で行きますと、まず体育祭、これは「分ける」「延ばす」ということで、学年ごとに分けて、時期を延ばして実施します。そして文化祭、これは、12年生と部活動は現在、11月13日(土)に延ばします。3年生は、「スマホに入れる」ということで、9月15日(水)に、演技撮影をします。体育館・グラウンド・後夜祭に分けます。撮影をして、記録をとって、11月の文化祭と合せて登美高祭としてみなさんの記憶に残るものにしたいと思っています。また、学級休業的なことが起こる可能性もありますので、その場合に別に収録をできるようにします。3年生の皆さんは、それを自由参加ではありますが、見学もできます。だから3年生文化祭とも言えます。今、口頭で話をしていますのでイメージが沸きにくいかもしれませんが、この新企画を、充実した「なんや、これは登美丘にしかできないやつや」と磨き上げていけるかどうかは、皆さんの考え方と、パフォーマンスと、そしてとにかく感染防止行動にかかっています。「この瞬間からのベスト」を尽くし、ピンチを、チャンスに大逆転して、内容を盛り上げて、2021年登美高祭の、そして皆さんの「名をとどろかせて下さい」よろしくお願いします。詳しくは先生方に聞いていただいて、一緒に素晴らしい新学校祭を作って行きましょう!Retry・登美高祭です。

 そしてお願いです。学校再開のたびに言っていますが、今日から復帰している生徒もいれば、出席停止の生徒もいます。また別の生徒で、新たに体調を崩したのでPCR検査を受けました。という電話連絡も入っています。一番しんどいのは陽性者です。また濃厚接触、健康観察の出席停止者ですそして、仕事を休まないといけないご家族でもあります。そういうことを背負った仲間がいる事を忘れないでください。

 強いから優しい、登美高生の心配りをお願い致します。人間の値打ち、やさしさはこういう時に出ます。よろしくお願いします。

山本哲哉