本校では、「主体的・対話的で深い学び」の授業をめざして「視覚化・構造化・協働化」を意識し、授業を展開しています。現在、授業見学月間として組織的な授業力向上の取り組みを行っています。各先生方が、授業観察シートを活用して相互に授業見学を行うことで授業力向上に取り組んでいます。
11月7日(金)、2年「古典探究」において、大阪府高等学校国語研究会主催の公開研究授業が行われました。府内の国語科の先生方や本校の国語科の先生が参加されました。
日頃から音読を重視した漢文授業を展開されています。本時は、「グループでしっかりと工夫して読むこと」をめざして授業を展開されていました。
単元(教材)は、「項王自刎」⦅史記⦆です。前半は、2つのグループから音読と現代語訳の発表がありました。それぞれのグループの現代語訳には、工夫があり大変興味深い内容となっていました。アンパンマンのストーリーに置き換えての現代語訳には、感心しました。そして、担当の先生からグループで取り組む上で苦労したことなど様々な質問がありました。生徒たちは、質問に対してしっかりと自分の言葉で答えていました。
後半は、担当の先生から本文の重要語や句法についての丁寧な説明があり、項羽の人物像を改めて考える時間となりました。
まとめとして、この後の史実について担当の先生から説明がありました。そして、改めて本文を音読しました。生徒たちにとって、身体活動と学習理解が深く結びついていることを実感することのできるまとめの時間になったことと思います。
