2021トップランナー講演会(赤阪さん 富高19期)

 本校ではトップランナー事業の一環として講演会を実施しています。富田林高校卒業生を中心に世界の第一戦で活躍されている方を講師としてお招きし、本校生徒がめざす「地球的な視野に立ち、地域や国のことを考え行動し、国際社会に貢献できる人材」のロールモデルとしてご講演いただいています。

 1月21日には中学3年生を対象に国際連合元事務次長の赤阪清隆さん(富田林高校19期 現在フォーリンプレスセンター理事長)による講演会(オンライン)を開催しました。赤阪さんは千早赤阪村出身で、富田林高校を卒業し京都大学で学ばれ、世界を舞台に活躍されているトップランナーです。

 生徒からは世界の人権問題、国際連合、国際人として通用する英語学習、富田林高校を志望した動機などに関する質問がありました。質問内容はどれも「さすが3年生」と思わせるものでした。

 赤阪さんからは国際的なお仕事をされている体験に基づく説得力のある回答をいただき、生徒たちは「なるほど」と頷いていました。また、グローバルな視野とコミュケーション力の大切さを改めて認識できた瞬間であり会場からは感動の声が上がっていました。

 例えば「英語力をつけるためにはまずきれいな日本語を話せるようになることが大事である。」「国際人としてコミュニケーションが上達するには、話題を豊富に持つことや大阪人のように気さくにしゃべりかけることが大切である。」など生徒が理解しやすいようにお話しいただきました。

 偉大な富田林高校卒業の先輩から後輩たちに未来を託す本企画は本校ならではの取組みです。

今後も国際社会に貢献できる人材育成のため本プログラムを推進してまいります。

大阪府立富田林中学校長 大門 和喜