文化祭当日に行う学校説明は昨年度からの取組です。昨年度は食堂で実施しましたが人気が高く、食堂の営業の妨げになる場面もあったことから、今年は同窓会館ゆうかりホールで行うこととしました。午前11時と正午の2回設定しましたが、なんと11時の部は立ち見をお願いしても入りきらないほどの盛況でした。結局2回あわせて260名の参加を得ましたが、この数字は去年のおよそ倍ということになります。関心の高まりに驚いています。
説明の後は教員が中学生や保護者の質問を受ける時間を設定しましたが、今回もまた複数の保護者から次のようなご質問をいただきました。
「うちの子は運動が得意じゃない方なんですがついていけますでしょうか?」
答えは勿論「だいじょうぶ」です。文武両道というイメージが定着していることは確かに喜ばしいことなのですが「運動が苦手な生徒が八尾高校に入学したら苦労する」というようなことはありません。体育の授業も特別なことをする訳では決してありませんので、誤解のないようにしてください。また、これに関連して、八尾高校=運動部のイメージが定着しているような気がします。もちろん頑張っている運動部はたくさんあります。それが八尾高校の誇りでもありますが、文化部にもたくさんの生徒が入っています。吹奏楽部はソロコンテスト関西大会等で活躍していますし書道部は八尾市のイベント等に呼んでいただくことが増えました。直近では美術部が府の代表に内定したという朗報も届いています。
八尾高校は地元に支えられて伝統を積み重ねてきた学校です。割合から言えば確かに八尾や東大阪に住所地のある生徒が多いのは事実ですが、大阪市から通学している生徒も藤井寺や羽曳野など南河内地域から通っている生徒もたくさんいます。八尾高校は地元の中学生しか行かないから八尾・東大阪以外の地域から入学したら友達ができにくい...という噂があれば、それも大間違いです。実際、JRおおさか東線が開通(延伸)してからは大阪市内北部や大東市など北河内地域から通学する生徒が増えていますし、近鉄道明寺線を使えば、近鉄の藤井寺から本校最寄りのJR八尾まで19分、道明寺からだと12分しかかかりません。八尾高校の魅力をより多くの方々に知ってもらうことは中学生のみなさんの選択肢を増やすことに繋がると思っています。学区が撤廃された今、これも府立高校の大事な役目だと思っています。地元に愛され、より多くの中学生の高校選びの選択肢になり得る八尾高校をめざしたいと思います。よろしくお願いします。