みなさん!元気にしてますか?

 今日は高校入試でした。八尾高校に入学を希望する361名の中学生が受験してくれました。春には280名の新入生を迎えます。皆さんの後輩です。

 長い学校休業期間ですが、みなさん、元気にしてますか?

 30年以上教員をしていますが、こんなに長い間学校が臨時休業になるのははじめてです。そこで、この時間は人生の中でどのくらいの長さになるのか?ということについて考えてみました。

 2018年の日本の平均寿命は、女性が87.32歳、男性が81.25歳で、いずれも過去最高だったそうです。これをざっくりと平均すると、だいたい84歳になります。これまた、ざっくりと、人生を84年間と考えた時、これを1年に置き換えたら、高校生は、どんな季節を生きているんだろう?学校に行けない(クラブもできない)この時間は、どれくらいの長さなんだろう?ということについて考えてみました。ここから先は、計算になります。

 わかりやすく、4月1日に生まれて、3月31日まで生きるとすれば、365日。これを84年で割り戻すと1年は4.3日。高校生は15歳から18歳までの3年間だとすると、高校時代は、4月1日から数えて65日目から78日目までの約2週間。月で言えば、6月の初旬から中旬。この頃の大阪の平均気温は20度台の前半で、梅雨に入る前のとても良い季節です。

 1年が4.3日ですから1か月はおよそ0.4日。学校に行けない(クラブもできない)日が1か月続いたとして、これを1年に換算したら8.7時間になります。

 言いたいことは、こういうことです。一生が1年だとしたら高校時代は爽やかな初夏の2週間。そして、皆さんがいま経験している、学校に行けない日が約1か月だとしたら、1年に換算して8.7時間。1年の中の8.7時間なんて・・・と思うかもしれませんが、普段皆さんが学校に居る時間とほぼ同じです。1日を大切にできない人が1年を充実したものにすることは不可能だと私は思っています。

 1年の中の8.7時間・・・振り返れば、きっと何をしていたかも思い出せないくらい短い時間だと思いますが、日々の生活の中で、そこを大事に思うことができれば、次の朝には、少し成長した自分に出逢えるのではないかと思います。この機会に、自分は主体的に時間を使っているのか?ということについて考えてみてはどうでしょう?

 下に紹介しているサイトは、無料で公開されている、学習支援コンテンツです。堅苦しい勉強としてではなく、自分の興味の幅を広げるツールとして覗いてみてはどうでしょう?勿論、このサイトだけを推奨しているわけではありません。日頃、なかなかじっくり読めなかった本を読んでみるとか、テレビで映画を観るとか・・・何でも良いから、自分自身が自分の時間を使う主体になってほしいと思います。 

 新型コロナウイルス感染症の流行は、この先どんな経過を辿っていくのか、予測することすら困難ですが、それでも、私たちの大事な時間は刻々と過ぎていきます。それなら、過ぎた時間を振り返るのではなく、これから来る時間をコントロールすることを考える方が楽しいに決まっています。学校が再開したとき、皆さんの元気な顔を見ることが、今の時間を有意義に過ごすための私のモチベーションになっています。

https://www.mext.go.jp/a_menu/ikusei/gakusyushien/index_00001.htm

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