今日は臨時休業中の分散登校(2回目)の日です。朝から、3年生のうち2クラス(約80名)が登校し、体育館で集会を行いました。前後左右2メートルの距離をとり、全員マスクを着用した状態で換気を徹底し、この時期の3年生に是非伝えておくべきことを説明しました。その後、短い時間でしたが、担任から生徒のみなさんに話をしました。クラスの生徒が全員集まるのは今日がはじめてですので、一つの区切りになったと思います。ただ、対面で生徒同士が会話をする時間をとることは、感染予防の観点から避けています。今日のところは、互いにクラスメイトの顔(表情)を確認し合ったというところでしょうか。
今日は、つくづく思いました。学校というところは、コミュニケーションを通じて人が育つ場所です。授業はもちろん、部活動や学校行事など、本校が大事にしてきたことは、みんな生徒のみなさんの(教員にとっても)成長に欠くことのできないことだったんだと再認識しています。今は、人と人のコミュニケーションが難しい現状ですが、何とかホームルームをしたいと考え、25日に、Zoomを使った「オンライン・ホームルーム」をすることにしました。生徒のみなさんには、すでに連絡済です。Stay Homeや営業自粛を乗り越えて、漸く府内の感染者数が一桁まで減少した今、これ以上の感染拡大は考えたくない事態ですが、万一、第2波がきて、再度の臨時休校が指示された場合、無策ではいられません。学習の遅延を少しでも抑えるために、今考え得る最善の方法は「オンライン授業」だと思っています。本校ではすでに、ICT環境調査を終えています。IDやパスワードで守られた「学年ブログ」を作り、そこから課題を閲覧できるようにしています。動画教材も多くなってきました。再度の臨時休校、さらにはアフターコロナを考えた時、Zoom等を使った同時双方向型の授業は不可欠だと考えます。今はまだ試行段階ですが、Zoomによる「オンライン・ホームルーム」をしっかりと検証し、新たな授業形態を探っていきたいと思っています。
保護者の皆様にも是非知ってほしいのですが、今日の集会の最初の話は「進学」に関するものです。進路指導主事から、入試動向や本校の進学実績、超安全志向と言われる大学入試で希望進路を実現するための考え方などについて講話がありました。「最後まで粘り強く取り組んだ者にこそ栄冠は輝く」「イケル大学ではなくイケテル(魅力的な)大学をめざそう」といった言葉が印象的でした。
次にお伝えしたのは奨学金の話です。厳しい経済状況が続く中、早く伝えておきたかった話です。資料も渡してありますのでご覧ください。主に日本学生支援機構の奨学金の話をしました。
最後は、実際にZoomを使った試行です。スマホを持っている人はその場でアクセスしてもらいました。