SuiT(スイット)というのは、大阪大学で教職をめざす学生さんたちのグループです。「総合的な探究の時間」等の支援を目的としたグループで、理系文系を問わず様々な学部の学生さんが所属しています。
本校では、今日初めてSuiTによるオンライン授業を実施しました。対象は2年生のアドバンス教育コース選択生徒。数人ずつ4班に分かれてのオンライン授業(同時双方向型)という形態で実施しました。授業のタイトルは「キヅキ×ミライ」。視野を広げてスキ(好き)を見つける=「キヅキ」と大学のイメージを膨らませる=「ミライ」をねらいとして、グループワークや大学生によるプレゼンテーションで深めていくという内容です。
1つ目のコンテンツは、「なんで勉強してるの?」を考えよう!がテーマのグループワーク。
第一志望の大学に合格するために勉強しているのではなく、その先にある何かのために勉強するんだとしたら、その何かって何なのか? 高校生の考えを発表した後、大学生として思うことを話してくれました。 このコンテンツの最後に、リーダーの学生さんが、大学入学直後に「何のために勉強するのか」という疑問を感じたという自らの経験を振り返り「正解はありません。今あなたが感じていることが正解です」と話していたのが印象的でした。
2つ目は、大学での勉強や生活についての、大学生によるプレゼンテーションです。
私が参加した4班は、2人の学生さんが話してくれました。小学生の頃から教師になりたかったと語る理系学部の学生さんは、学部の授業の他に教員免許を取得するための勉強もしなければいけないしんどさややり甲斐、さらには、将来に役立つ複数のバイトを掛け持ちするリアルな学生生活を、18歳までをアメリカで過ごし大阪大学に進学した学生さんは、大学で得られるものについて「経験」「学」「人」をキーワードにわかりやすく説明してくれました。
授業の最後に感想を訊かれた生徒は、大学生活をリアルに感じることができたことや教職への夢を実現するモチベーションが上がったことを挙げ、大学生とじっくり話すという貴重な機会が持てたことに感謝していました。
SiuTのみなさん、ありがとうございました!