学校教育自己診断(生徒)結果 肯定率平均79.2%

「学校教育自己診断」はすべての府立学校で実施している調査です。対象は、生徒、保護者、教職員です。この度、生徒対象の学校教育自己診断結果が出ましたので報告します。

質問項目の数は37。全校生徒を対象にした調査です。それぞれの質問項目について「あてはまる」「ややあてはまる」「ややあてはまらない」「あてはまらない」の4つから選択して答えてもらう質問紙調査で、「あてはまる」と「ややあてはまる」を合わせた数が全体に占める割合をその質問項目の「肯定率」と言います。

まず最初に、すべての質問項目の「肯定率」の平均は79.2%。過去3年間で一番高い数値になりました。質問項目別にみると、同様に過去3年間で最も高い「肯定率」を示したのは、37項目中23項目。割合にすると62%です。およそ3分の2の項目で特に高い「肯定率」が得られたことは、とても嬉しいことです。

中でも特に高い「肯定率」を示した項目を挙げてみます。言い換えれば、本年度の八尾高校の学校教育活動の中で、生徒から特に高い評価を受けているものということになります。

『八尾高は基礎的な学力やコミュニケーション能力を身につけることができる学校である』89.1%

『八尾高は骨太な精神を身につけることができる学校である』89.7%

『先生は、私たちがいじめについて困っていることがあれば真剣に対応してくれる』86.3%

『部活動の指導や活性化に積極的に取組んでいる先生が多い』90.6%

『文化祭や体育祭等の生徒会行事は、生徒会を中心に組織的・効率的に運営されている』93.6%

『八尾高では、事件・地震・火災などが起った場合どう行動したら良いか知らされている』91.8%

高い評価を挙げるだけでは実態を正確に伝えていることになりませんので、逆に評価の低いもの(新規項目は除く)についても紹介します。

『八尾高の施設・設備はよく整備されている』65.6%

『授業・部活動・行事を通じて保護者や他の学校、地域の方々と関わる機会がある』77.1%

前者は過去3年間で一番低い割合になっています。体育館空調設備や全教室のプロジェクター、安全カメラなどすでに整備を終えているものがたくさんある中このような結果になったのは、コロナ禍により工事が延期になったトイレ改修が影響していると考えられます。来年度(R3年度)はトイレ改修工事や校舎壁面補修、理科関係実験室への空調設置など施設設備の充実がさらに進む予定ですので、この数値も改善されると思っています。

後者もコロナ禍の影響が考えられます。運動系部活動の合同練習や練習試合、文化系部活動の地域イベントへの出演等軒並み中止せざるを得ない状況でしたので仕方ないのかもしれません。そんな中、校長ブログでもお知らせした書道部の活動(「龍華の今年の漢字」発表パフォーマンス)など今年も積極的に地域貢献する姿も散見されます。

学校教育自己診断は、学校教育に関する定期健康診断のようなものだと思っています。どの項目も目標は「肯定率」100%だと思いますので、これからもより良い学校をめざして教育活動を充実していきます。また、「学校教育自己診断結果」は直近の評価ですので、中学3年生(受験生)やその保護者の皆様には、高校選びの参考にしていただけるのではないかと思っています。

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