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【高大連携】作文コンクール2022 "Leading to the Future" 表彰式に八尾高生が参加しました!

 12月23日(金)に、大阪教育大学柏原キャンパスにて、作文コンクール2022 "Leading to the Future" 表彰式が行われました。

 作文コンクール"Leading to the Future"は、府立高校教職コンソーシアム加盟校の高校生を対象とし、『未来に向かって -教育・夢・希望-』をテーマに、「教育にかかわる現在と未来の自分、高校生・支援学校生としての日常生活での感動」や「これからの時代を見すえて、「こんな学校があったらいい」など、理想の学校園」などを作文として発表するものです。

 今年度は、76期2年生のKさんが、優秀賞を受賞し、表彰式に参加しました!

 作文の題材は、「あいさつについて改めて考える」というものです。日常生活の中で、普段何気なく行っている「あいさつ」について、深く考察し、自分の考えを表現しています。

 ぜひ、皆さんも読んでください。

「あいさつを改めて考える」(979文字)

大阪府立八尾高等学校
二年 T.K

 あなたは、「あいさつ」とは何だと思いますか。

 私の学校には、毎日校舎の入り口で「おはようございます」と元気にあいさつをしてくださる校長先生がいます。私は、授業の予習をするために早めに学校に来るため、登校時には校長先生に会わないのですが、ゴミ捨てのために校舎を出ると、「おはよう!ゴミ捨てか?ご苦労さん!今日も頑張ってね!」と声をかけていただき、苦手な教科の授業があり憂鬱な日でも一瞬にして元気になります。私は、あいさつからエネルギーを頂いているのです。

 「あいさつ」と聞くと、生活において重要視しない些細なことだと思う人が少なくないかもしれません。しかし、私は、あいさつは人にエネルギーを与える生活の土台だと思います。校長先生は、「おはよう」というあいさつを通して「今日も一日頑張ってね!」というメッセージを私たちに送ってくれているのだと感じ、あいさつに込められた秘密に感動しました。

 あいさつは「おはよう」だけではありません。学校生活において「よろしくおねがいします」も大切なあいさつだと思います。「これから授業が始まる。頑張るぞ!」という意気込みが込められたものだと思います。しかし、教室を見渡してみると、礼だけをしている人や語尾を伸ばしたりしている人がいます。あいさつが気持ちのこもっていない作業となっているのではないでしょうか。これだと、あいさつに込められた秘密「メッセージ」に気づくことができません。

 私には、もう一つ心配なことがあります。それは、ICT技術の発達とともに、スマートフォンなどのICT機器を介した会話が多くなったり、新型コロナウィルス感染症の影響により、人と話さなくなったりし、人と直接あいさつをする機会が少なくなっていることです。私は、校長先生からあいさつには発した人からのメッセージが込められていることを学びました。私は、あいさつも、一つのコミュニケーションツールであり、日常生活で大切にすべきことではないかと思います。

 私には、小学校の教員になるという夢があります。夢が叶ったら、あいさつがあふれ、あいさつから受け取ったメッセージで子どもたちが元気になり、笑顔があふれる。そして、子どもたちが、あいさつにはメッセージがこめられていることを伝承し、次の世代の子どもたちもあいさつの秘密を知る。そのような環境のある学校が私の理想の学校です。

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