4月21日(日) 春季大会1次予選(午後)

  第3試合で今日の初勝利をあげ、午前の部が終了。30分の昼休みを挟み、翠翔にとっては第6試合を残すだけとなった。ところが第5試合1セット目で全勝の常翔学園が12点リードされる事態が起きた。このまま常翔学園が負けると、第6試合の結果如何で、翠翔は1位から最下位の全ての順位になる可能性が出来る。昇格の夢も復活するが、降格の地獄も迫ってきたのだ。「今日の翠翔の調子では・・・」と複雑な思いで試合を見守ったが、常翔はやはり強かった。この苦境から見事逆転に成功し、全勝で1位を決定させたのだ。よって翠翔は次の試合で勝てば2位、負ければ3位となる。何としても勝利しなければと、両校の意地をかけた第6試合が始まった。

  ○第6試合(VS同志社香里高校) 20-25,28-26,25-19 で勝利

  同志社香里高校は強烈なスパイクを放つキャプテンをレフトに据え、長身のセンターがブロックやクイックで揺さぶってくる攻撃的なチームである。サーブにおいてもキャプテンを筆頭に、威力のある攻めるサーブを多用してくる。今日の翠翔ならサーブだけでやられてしまうのではないかと不安が過ぎる中、1セット目が開始された。立ち上がりコウの強烈なQCなどで得点をあげ3-3の同点となったところで、相手チームキャプテンのサーブとなった。これまでの試合でもスピードのある変化サーブで、多くのSPをあげていた。やはりツウの周囲にサーブは集められ、連続得点で3-7。いやいや、サーブカット恐怖症の今日の翠翔には、連続失点という方がふさわしいかもしれない。しかし、この嫌なサーブがMSで途切れるとスイのKOや、ランのQCなどで12-10と逆転。何とも大味な試合である。結局、17-17に追いついたところからMRが続出し、1セット目は落としてしまった。ムードが悪いまま2セット目に突入。やはり同志社香里キャプテンのサーブがキャッチできず9連続得点を献上し、5-15と大きく離されてしまった。その後MSでそのサーブは途切れたが、1点ずつ3回取り合って18-8。万事休すと半分あきらめが私の頭を過ぎったが、部員たちはあきらめていなかった。サイのサーブが機能し、シュンがKOを連続で決めて15-18。フェイントで1点取られた後、今度はコウのサーブが相手守備陣を崩し、スイのKB、シュンのKOでついに20-19と逆転に成功した。その後両チームともに踏ん張りジュースに突入するも、最後はシュンがKOを決めて2セット目の奪取に成功した。フルセットとなり、ムードは断然良くなった翠翔チーム。立ち上がりから強気に攻めるシーンが多くなった。同志社香里もしっかりと拾ってこられるのでなかなか決まらないが、攻撃陣が少し疲労されたのか、鋭いスパイクが少なくなったように感じられた。また、このセットは、相手キャプテンの強烈サーブも1本で切ることが出来たので、常にリードしてゲームを進めることができ、最後はシンのDFで25点目を奪って勝利することが出来た。

  結果2勝1敗でIゾーン2位。精神面に問題が残る1日となってしまったが、最後まで力を出し切ったところはおおいに褒めてやろう。そして、結局3年生は2部を経験することは出来なかったが、後輩たちにむけても次の最後の試合を悔いのないように頑張ってほしいものだ。

最後になりましたが、早朝より応援に来ていただきました、部員ご家庭の方々、ご声援ありがとうございました。また、3年生にとっては次の大会が引退試合となります。3年部員ご家庭の方々は是非応援に来ていただくようお願いします。

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