4月21日(日) 春季大会1次予選(午前)

  いよいよ春季部別の日がやってきた。今回は3部Iゾーンで、常翔学園、同志社香里、三国丘、八尾翠翔の総当たり戦により順位を決定する。1位は2部昇格となるが、最下位は4部降格となってしまう。昨年秋の部別はアサの試合開始直後の怪我により不本意な成績に終わってしまった。それ以来「春は絶対に2部昇格」を合言葉に5ヶ月間練習に取り組んできた、といっても過言ではないだろう。会場は大正白稜高等学校。午前8時に到着し、気合を入れなおした。

  ○第2試合(VS常翔学園) 19-25,16-25 で敗戦

  第1試合は同志社香里が三国丘にフルセットの末勝利し、翠翔の出番を迎えた。対戦する常翔学園高校は、昨年秋は2部に所属されていたチームなので、強豪校との対戦数も多い、明らかに格上のチームである。しかし、試合前の公式練習では私の投げ入れるチャンスボールを、クイックにセミを加えたコンビ攻撃で強打していた翠翔を見て、常翔学園を含め、他のチームは驚いていたようである。私は、「よし、これで精神的に1歩リードした」と手ごたえを感じた。さあ試合が開始された。常翔のファーストサーブがツウの腕を弾く。次のサーブはエンドラインぎりぎりに落ちる・・・ 何と立ち上がり常翔学園の5連続サーブポイント。翠翔チームに動揺が走る。特にツウの顔は思いっきり引きつっている。格上のチームはこういうところをやはり見逃さない。精神的に何十歩も遅れをとってしまったではないか。相手のMFでそのサーブが切れ、少し落ち着きを取り戻した翠翔は、スイ、シュンのKO、コウのQA等で10-10の同点に追いついた。これで大丈夫だろうと見守っていたが、19-19と同点の終盤に動揺は再びやってきた。MKやMRの6連続失点。顔は青ざめ、声も出ない。普段の明るさはどこへ行ってしまったのか。常翔は労せずセットを奪っていってしまった。翠翔がサーブレシーブ恐怖症に陥っているのを見抜いている常翔学園に、2セット目もツウ中心にサーブを集められ、結局20失点。良いところ無く痛い初戦敗戦を喫してしまった。

  ○第3試合(VS三国丘高校) 28-26,25-22 で勝利

  初戦は弱気に陥ってしまった、自滅に近いような内容だったので、試合間に気持ちの切り替えをしっかりと行って、第3試合に望むことにした。対戦する三国丘高校は、昨年の公立校大会予選を1位通過し、決勝トーナメント1回戦も勝利されている実力校だ。第1試合の同志社香里戦を見せてもらったが、ミスが少なくレシーブが手厚いまとまったチームで、再び翠翔が常翔学園戦のような状態に陥れば、勝利は難しいであろう。立ち上がり、相手のMS。これは助かった。続いてショウのサーブ。ここでSPを含む連続得点で5-0。気持ちの切り替え成功である。大きな余裕ができた。これでようやく練習してきた翠翔のバレーが出来るだろうな、と思ったのも束の間だった。ショウのMSの後、シュン、アサもMSで連続得点が取れなくなった中、三国丘は着実に追い着いてきて13-12。ここで再びサーブカット恐怖症が発症する。ラン、スイ、ショウ、シュン、とMRが伝染してしまい、13-17と大きく抜かれてしまった。その後スイ、ショウのKOで追いかけるも、ツウが弾いたカットミスの2段トスを果敢に打ちにいったシュンのスパイクがネットにかかり、21-24とセットポイントを握られてしまった。今日のツウのカットは本当に自信なさげで弱気が伺える。ボールの落下点がまったく読めていない。しかしここでエースが頑張った。まず、シュンがKOを連続で決めジュースに追いつき、相手にKOを決められた後、再びシュンがKOを決め25-25。そして前衛に上がったスイがBPとKOを決め28-26と熱戦を勝ち取った。本日は初めてセットを取ったことに気を良くしたのか、2セット目は序盤から2~3点リードされる展開が続くも、コウ、ランのQAなどで17-17に追いつくと、相手のミスにも助けられて24-22とマッチポイントを握った。最後はスイのSPが決まり、苦しいながらも1勝することができた。しかしこの試合だけでMS 7本は多すぎる。苦しい試合内容になっている原因がここにもあるだろう。

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