11月17日(日) 新人戦1次予選 [第1・4試合]

 新人大会1次予選当日を迎えた。サン、ショウ、それにサイもインフルエンザと判明し、3人には自宅の布団の中で応援してもらうことになった。今日の大会は別名「秋季部別」とも呼ばれ、全国大会出場なんて考えられない翠翔にとっては、「1つでも上の部に昇格することに命を賭けている」と言っても過言ではない重要な大会である。過去には1部ゾーンに所属したこともあったが、現在は3部。練習試合では、上の部に所属するチームと互角に近い戦いができているので、今回こそ2部昇格、と気合を入れて練習してきたがインフルには勝てない。今日は開き直って戦おう。7時50分に集合し、8時10分から日新高校の校庭でランニング開始。他に2校がランニングを行っている。翠翔同様相当気合が入っているのだろう。一汗流して、8時30分に体育館に入場。開会式が終わり、9時30分、いよいよ第1試合が開始された。

○第1試合(VS日新高校) 25-23,25-17 で勝利

 私が赴任したときから仲良くしていただいている日新高校が初戦の相手である。近年は部員不足で、「1からのスタートです」と監督さんが言っておられたが、以前は近畿大会などに何回も出場されていた強豪校であったので、挑戦する気持ちで望まないと勝利できないだろうと思われる。立ち上がりシュンのKO等で3-0とリードするが、ここでアサがMS。その後、シュンのKO、ランのQA等で8-3とリードを広げたが、またテルのMS。何気ないMSは流れを悪くしてしまうことがあるが、まさにそうだった。気がつけば13-19と、大きく逆転されてしまっていた。この窮地にテルがKOを決めてくれ、シュンが前衛に上がってきた。KO 3本を立て続けに決め、相手のMRなどもあり23-23に追いつくも、ここでシュンは後衛に下がってしまうので不安が走った。このときである、救世主が現れたのは...!インフルのサンの代わりに入った、思いっきり緊張しながらプレーしていたソラがKOを決めて、24-23とセットポイントを獲ってくれたのだ。そして続くシュンのサーブがエースとなり、薄氷の想いで奪うことができた。2セット目も、ゼン、アサ、テル、アサ、シュンと5本のMSが出てヒヤヒヤしたが、1セット目の逆転勝利に気を良くしたムードは変わることなく、終始リードを保ったまま勝ちきり、まずは1勝をあげることができた。

○第4試合(VS 西高校) 28-26,25-8 で勝利

 第2試合で東淀川に勝利された西高校との対戦となった。初対戦となるが、練習風景を見ていると、キャッチの姿勢が良く、守備を鍛えこまれているのがわかる。翠翔にとって、粘り強く拾われて返されるのが厄介この上ない。勝者同士の戦いとなるので勝利したチームが2部昇格に限りなく近づく。両者とも必勝の想いでゲームが始まった。いきなりゼンのSPでスタートを切るが、その後アサ、テルが連続でMS。1試合目の二の舞となる予感が走ったが、相手にもMSが出て終始リードを保ちながら12-9。シュンが前衛にいるので更にリードを広げるかと思いきや、シュンがMK,MRで5連続失点を犯す。いや、相手が粘り強く拾い返球してくるため、「次は決めてやる」とばかりに、身体が力んでしまってミスを誘発してしまうのだ。他のミスも絡み、とうとう20-24と相手にセットポイントが入ってしまった。ここで相手がMSしてくれたのでサーブ権が回ってきた。サーバーは本日MSの多いテル。お願いだからから入れてくれと、想いを送り続けると、なんと5本連続サーブはコートに入り(当たり前のことですよね)、シュンが奮起して25-24と逆転に成功。2度追いつかれたものの、最後はゼンのKO、ソラのSPで1セット目を奪うことができた。「流れ」とは恐いものである。1セット目、あれだけ追い込まれたにもかかわらず逆転勝利できた自信だろうか、2セット目は全てのプレーが上手く運び、最後はシュンとメンバーチェンジしたマイがKOで締めて、ゲームに勝利することができた。

 第4試合を終えた地点で2勝しているのは翠翔だけである。しかも1セットも失っていないので、第6試合で1セットさえ獲ることができれば、たとえ負けても1位になれる。2部昇格に大きく近づいた。

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