【4月7日(木)】平成28年度 入学式

47日(木)】平成28年度本校入学式を挙行しました。

 以下、校長の式辞を掲載します。

 

平成二十八年度 入学式式辞 

 

 春の訪れとともに、花咲く木々も麗しさを増し、新しい始まりを寿いでくれます。

ただいま、入学を許可しました新入生の皆さん、入学おめでとう。皆さんを心より歓迎します。

また、ご出席賜りました、

ご来賓の皆様には、ご多用のところ本入学式に華を添えていただきましたこと誠にありがとうございます。高いところからではございますが、厚くお礼申し上げます。

 

 さて本校は、明年、創立八十周年の佳節を迎える歴史と伝統のある学校です。

今日までに卒業された二万六千名を超える先輩方が、広く産業界をはじめとする各方面で活躍し、地域や社会の信頼を積み重ねてこられたことが、本校の揺るぎない伝統を作り上げてきたのです。

 皆さんは、こうした伝統ある淀川工科高等学校の一員になった事の自覚と誇りをもって、これからの三年間、思う存分に、勉学にそして部活動にと、充実した高校生活を送られんことを期待しております。

 

 入学にあたり大きく2点につき、お話します。

本校のモットーは「生徒が主役!生徒の力を伸ばし、確かな進路を実現する」です。

生徒が主役!そこには皆さん一人ひとりに焦点をあて、成長させたいとする学校の限りない期待が込められていることを忘れないでください。ゆえに自分自身も他者も大切にし、互いに人格を認め合い、思いやりの心を持つことです。そして、将来への確かな目標をもち、その実現のための努力を積み上げてください。

また、自分への厳しさを身につけることは、皆さん自身を大きく成長させていきます。

そのための第一歩は、毎日の朝に勝ち、授業においても、自ら積極的に学ぶ姿勢を持つということです。日々の努力なくして大成はありません。ゆえに学校としても、暖かくも、時に厳しく、励まし、皆さんを導いて行きたいと考えています。

 

もう一点は、淀工の良き伝統と校風を継承してもらいたいということです。

それは、本校の教育方針の一つである「自主・自立」「責任」を尊ぶ精神にあります。

具体的には、文武両道の気風を今に引き継ぎ、自らの意思で行動を起こしてもらいたいのです。自分を他人と比べるのではなく、昨日の自分からどれだけ前進したかを自分に問い、自立した自身をつくりあげてください。

そして、皆さんが淀工の新たな歴史を作り上げ、責任ある社会の貢献者として成長されることを期待しています。

 

高校時代は、一生に渡っての友と巡り会えるときです。真の友情は、調子を合わせているだけの関係からは育ちません。共に汗を流し、励まし合う中に生まれるものです。本校の三年間の高校生活で皆さんが生涯の良き友に巡り会うことを願っています。

 

一日の良きスタートは、互いに交わす朝のあいさつから始まります。新入生の皆さんも積極的なあいさつを心がけて下さい。私も皆さんに、「今日も元気で頑張ろう」と、そんな思いを込めて日々校門で皆さんを迎えたいと思います。

 

保護者の皆様、本日は本当におめでとうございます。今日より、お子様をお預かり致します。私ども、教職員は、これより、ご家庭と連携を密に取りながら、全力を尽くして生徒一人ひとりの教育に専念する所存でございます。保護者の皆様におかれましても、休まず、遅刻せぬよう、日々明るくお子様を送り出して頂きますよう、ご協力の程お願い申し上げます。

また、明年迎える創立80周年は、本校にとって揺るぎない教育機関としての位置を確かなものにする機会であるとし、より充実した教育内容と環境の整備を進めているところでございます。保護者の皆様には今後、ご理解とご支援を賜ることになろうかと存じますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

最後に、新入生の皆さんが、たくましく豊かな心を持ち、本校から巣立つその日まで、健康で有意義な学校生活を送られんこと期待しまして、式辞とします。

 

平成二十八年四月七日

        大阪府立淀川工科高等学校 校長  丸岡 俊之