(4)ナデシコ亜綱
ナデシコ目の他にタデ目とイソマツ目が含まれる。この群の中心はナデシコ目で、ヤマゴボウ科・オシロイバナ科・ツルナ科・サボテン科・ヒユ科・アカザ科・スベリヒユ科・ナデシコ科などが主な科である。ホウレンソウはアカザ科の植物である。
ナデシコ科 Caryophyllaceae
オランダミミナグサ
花は放射相称で4〜5数からなる、雄しべの数はがく片の2倍以下、雌しべは2〜5、子房は1室まれに3〜5室、葉は対生。サクラソウ科とよく似ており、近縁であると考えられる。現在は食用としていないが、ハコベは春の七草のひとつで、七草粥に入れて食べた。2裂する花弁5、雄しべ1〜7,花柱3をもつ。

タデ科 Polygonaceae
オオイヌタデ
花被片4〜6、雄しべ6〜9、雌しべ2〜3(子房1室)、しばしば穂状又は総状の花序をつくる。葉は互生、まれに対生。スイバ、イタドリは食用にもできるが酸味がある。
