校舎

どんな学校

 

「学び直し」・・・

40人1クラス募集をしていますが、1年次を2クラスにし、1クラスあたりの人数を少なくしています。また、国語ではさらに少人数展開し基礎学力の定着を目指しています。

2年次より機械・電気の工業科目を中心に幅広い授業選択を行うことできます。一方で、「わかりやすい国語・数学」などを選択することで普通科科目だけで卒業を目指すこともできます

詳しくはカリキュラムのページをご覧ください。

「働きながら学ぶ」・・・

入学し学校生活に慣れてくる時期からアルバイトとの相談を受け付け、ハローワークや地域の企業と連携しあっせんをしています。場合のよってはハローワークや企業に教員が付き添い、きめ細やかな対応をしています。

「コミュニティ」・・・

全日制と違い生徒数が少ないため、各教員が一人ひとりの生徒と向き合うことができます。また、通信制と違い毎日が学校があるので居場所の一つとして機能し、のびのびした雰囲気で安心して学校生活を送ることができます。スクールカウンセラーだけではなく、外部機関・大学の心理士やスクールソーシャルワーカーと連携し「学び」のサポート・「こころとからだ」のサポートにも力を入れています。

「自立した社会人」・・・

刃物づくり線香づくりの「堺学」、小学生向け職業体験「ゆめ・チャレ」を行い、地域連携校外体験活動などに力を入れています。さまざまな体験活動を通じて生徒の自己肯定感の向上や成長を促します。

「進路保障」・・・

高校生にとって「進路保障」はたいへん重要なことだと考えています。他の定時制通信制の高校と比べても、卒業後の就職に関して力を入れています。工業高校時代から培った多くの企業との信頼関係と日々の進路先の開拓によって、素晴らしい実績を残しています。詳しくは進路実績のページをご覧ください。

クラブ活動

定時制高校の中では、活発に部活動が運営されています。特に運動部は定時制通信制高校で行われている大会に数多く参加しています。ソフトテニス部と柔道部に関しては4年連続全国大会・近畿大会に出場しています。また、軟式野球部も近畿大会に出場した実績もあり、日々全国大会出場を目指して活動しています。堺研・ボランティア部は「復興支援プロジェクト」などの活動の取り組みを、全日制高校も参加する大会で発表し全国大会にも出場しました。 詳しくは部活動の活動実績のページをご覧ください。

ギネスに認定

 

復興支援プロジェクト

「東日本大震災」以来、毎年「堺学」の授業で製作した「包丁」と「線香」及び「義援金」を被災地を訪問して、直接手渡しています。また、被災地である岩手県釜石市のタブの木(線香の原料)を使い、被災地の高校との「コラボ線香」を作って支援をしたり、今までに寄贈した「包丁」の研ぎ直しのための訪問もしています。また、熊本地震及び九州北部豪雨の募金活動も行い、被災地を訪問し、支援活動を続けています。

寄贈した包丁並びに線香 研ぎ直しのための訪問 語らい

包丁 包丁 お線香 お線香 研ぎ直し 研ぎ直し 語らい 感謝状 堺まつり

活動の目的・志

  • 伝統地場産業を学び、「ものづくり」を通じて地域に誇りを持ち、自分にも誇りを持つ。
  • 地場産業を通して学校外で様々な職業体験をし、基本的生活習慣を身につけ、コミュニケーション能力等をつける。
  • ボランティア活動に積極的に参加し、他者から感謝されることにより自己有用感を持つ。
  • 被災者の方々から得た教訓等を地域にフィードバックする。
  • 同じ志とボランティア・スピリットを持った人と一緒に活動することにより、地震等の自然災害の風化を防ぐ。

活動の詳細

2011年 8月 
岩手県遠野市の小中学校へ生徒が作成した刃物102丁寄贈。
2011年 9月
岩手県遠野市のお線香(市花のやまゆりの香り)、岩手県釜石市のお線香(市花のはまゆりの香り)作成。
2011年10月~
遠野市釜石市のお線香を販売し、売上剰余金を義捐金として寄付。
2012年 8月 
岩手県釜石市の小中学校へ生徒が作成した刃物102丁寄贈
2012年 9月 
岩手県陸前高田市のお線香(市花のつばきの香り)、宮城県気仙沼市のお線香(市花のつつじの香り)作成。
2012年10月~
陸前高田市のお線香を販売し、売上剰余金を義捐金として寄付。
2013年 3月
岩手県陸前高田市を訪問し、生徒が作成した刃物30丁と生徒が販売したお線香の売上余剰金を手渡す。宮城県気仙沼市を訪問しお線香の売上余剰金を手渡す。岩手県釜石市を訪問した際、お線香の原料の椨の木が釜石市の市木であることを知る。市長が、釜石市の椨の木を使って本校生徒にお線香を作ってもらいたいとの強い要望を受ける。      
2013年 9月 
釜石市の椨の木を使ってお線香を作成。翌年3月の追悼式の参列者全員に配布出来るように生徒が800箱作り「絆」と名付ける。
2014年 3月 
釜石市東日本大震災犠牲者追悼式に参列、参列者全員に生徒作成のお線香「絆」を手渡しする。宮城県気仙沼市を訪問し、生徒が作成した刃物を手渡す。
2014年 7月 
実践的防災教育総合支援事業・災害ボランティア活動により、生徒4名教員1名で宮城県・岩手県訪問。気仙沼市から要望のあった生徒作成の刃物を市長及び教育長に手渡す。釜石市の仮設住宅訪問・釜石市長訪問、岩手県立釜石高校訪問。
2014年 9月~ 
宮城県名取市のお線香(津波に負けないカーネーションの香り)作成、宮城県名取市のお線香販売実習。名取市市長訪問、名取市のお線香と販売実習の売上余剰金と生徒が作成した刃物を手渡す。
2015年10月~ 
宮城県石巻市のお線香(桜の香り)を作成、各イベントで販売実習、石巻市への刃物作成。
2016年 3月 
石巻市教育委員会訪問、石巻市のお線香と販売実習の売上余剰金と生徒が作成した刃物を手渡す。宮城県農業高校訪問。津波の被害で校舎が流され、仮設のプレハブ校舎で勉学に励んでいる姿に心を打たれ、支援を約束する。
2016年 7月 
実践的防災教育総合支援事業・災害ボランティア活動により、生徒3名と引率教員2名、及び伝統工芸士の方々4名の計9名で、今まで寄贈した「包丁」と津波等の被害で切れ味の悪くなった「包丁」の「研ぎ直し」をするために、宮城県名取市・石巻市・気仙沼市、岩手県釜石市の仮設住宅、教育委員会、市役所等を訪問し、400~500丁の「包丁」の「研ぎ直し」をおこなう。宮城県農業高校を訪問し、両校生徒で「コラボ線香」の打ち合わせをする。
2017年 3月 
釜石市を訪問し、「橋野鉄鉱山」世界遺産登録記念線香の寄贈。宮城県農業高校を訪問し、「コラボ線香」と「刃物」の寄贈。
2017年 3月 
熊本地震被災地訪問、被災状況の見学、益城町役場・阿蘇神社に義援金を手渡す。
2017年7月  
実践的防災教育総合支援事業・災害ボランティア活動により、生徒3名と引率教員2名で被災地を訪問。震災遺構の見学及び被災地各市長との支援内容の打ち合わせ、宮城県東松島市教育委員会に「包丁」寄贈。
2017年 3月 
宮城県東松島市に寄贈する「桜」(東松島市の花)の香りの「線香」、寄贈する「包丁」の作成。
2018年 3月 
宮城県名取市閖上地区・宮城県農業高校を訪問。東松島市に「包丁」と「線香」の寄贈。遠野市教育長に「包丁」と「線香」の寄贈。

いろいろな報道機関に毎年取り上げられています

報道機関掲載

今後の展望・夢

「被災地に夢と希望を」~微力だけれど無力じゃない~

バイオディーゼルエンジン「ボランティア活動部」と「エコ・プロジェクト部」が協力して、不要になった植物油で発電できる「バイオディーゼル発電機」を製作しました。「バイオディーゼル発電機」を各被災地に寄付することが出来れば「車中泊」で不自由な生活をしている方々の役に立てることが出来ると考えています。地域のイベントで、近隣住民の方々が持ち寄ってくれた「食用油」で発電し、「被災地支援」について話し合い、地域とともに支援活動に取り組むことが決まっています。今後は、従来の被災地支援に加えて、製作する「バイオディーゼル発電機」の数を増やし、支援活動を続けていきたいと考えています。

  

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