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令和6年度 校長あいさつ

校長 稲葉 剛 

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 ようこそ本校のホームページへお越しくださいました。 校長の稲葉 剛と申します。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 昨年度は、3年にも及んだコロナ禍という長いトンネルを抜けて、ようやくかつての日常が戻ってきた1年でした。 畷高祭は招待された他校生や中学生、保護者で賑わい、その中で生徒たちが素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。 国際交流においては、6月に台北市立松山高級中学校が来校して新たに姉妹校の協定を締結し、 11月にはオーストラリアのバンダバーグ州立高校が来校して、3日間にわたる交流を楽しみました。 12月にはベトナム医療ボランティアツアーも4年ぶりに再開されました。 今まで我慢を強いられてきたものから一挙に解放され、生徒たちの笑顔がより輝いて見えた1年でした。

 さて、本校は1903(明治36)年に旧制四條畷中学校としてスタートし、今年で創立121年目を迎えました。 創立以来の教育方針として「質実典雅」、「文武両道」を掲げ、「自主・自律・自由」の精神を育んできました。 卒業生は3万人を優に超え、あらゆる分野で、そして世界中のいたるところで各界のリーダーとして活躍しています。

 現在は、大阪府のグローバル・リーダーズ・ハイスクール(GLHS)として14年目を迎え、 文部科学省からはスーパー・サイエンス・ハイスクール(SSH)Ⅲ期の指定を受け、様々な教育活動を展開しています。 たとえば、探究活動では、現代社会が直面する諸課題に関して、自分で問いを見つけ、情報を分析して解決策を考えることで、 グローバルな視点と柔軟な発想を養っています。また、海外とは、台湾・オーストラリア・ドイツ・ベトナム・タイの5つの国と交流を行い、 単なる語学研修ではない主体的・協働的な学びのある研修を行っています。

 このような先進的な教育をデザインする一方、本校では創立以来の「質実典雅」、「文武両道」の伝統が連綿と受け継がれており、 約99%の生徒は部活動で活躍しています。昨年度は陸上部と軽音楽部が全国大会に出場し、 陸上部3年生がインターハイ男子走高跳で206㎝を跳んで見事3位になりました。 また、4つの運動部と4つの文化部が近畿大会に出場するなど、多くのクラブが優れた成績を修めました。 もちろん畷高祭や体育祭などの行事も盛んで、生徒会執行部を中心に民主的で活発な自治が行われています。

 本校では、このように「文武両道」に打ち込むことで、主体的・協働的に取り組む力や、「質実典雅」な人間力、 人の痛みや苦しみに共感できる「豊かな心」、そして「確かな学力」を育み、希望する進路の実現を果たしています。 今春は、京都大学・大阪大学・神戸大学・大阪公立大学に合わせて107名、国公立大学に184名が合格するなど、 生徒達は求めるものが学べる進路を選び、実現させていっています。

 今後も「質実典雅」「文武両道」を堅持し、「日本一の教育が受けられる高校」という理想の高根をめざして、 家庭及び地域とも連携しながら、教職員一丸となって様々な教育活動に取り組んでまいります。 引き続き本校への温かいご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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