第3回協議会(3月1日)


1.日時   平成19年3月1日(木)

2.出席者

  協議会委員     本校教職員
A委員 大学高大連携室  校長 西島 多枝子
B委員 中学校長  事務局 P
C委員 大学教授(教育学)  事務局 Q
D委員 地域活動 NPO  事務局 V
E委員 PTA  事務局 W
F委員 吹田高校後援会  事務局 X、Y、Z
 
3.内容

(1)開会
学校長挨拶
     本日は学校経営革新プロジェクト事業の中間報告をさせて頂くとともに、次年度に向けてのご意見を頂きたいと思います。

(2)学校経営革新プロジェクト中間報告(西島校長)
@「中間報告書」の補足とパワーポイントによる説明
  ・研究テーマ
  ・学校のおかれている状況と課題
  ・これまでの事業内容とその成果
  ・19年度への課題と改善点など

A学校経営革新プロジェクト公開授業ビデオ上映

(3)協議
C委員
 まず、1月29日に行ないました公開授業の感想、ご意見をお聞きします。学校経営革新プロジェクトの事業の一環として行なわれた、公開授業のご意見、ご感想と、これまで行なわれてきた学校経営革新プロジェクトの評価についてのご意見、ご感想もあわせてお願いします。

F委員
 公開授業の後、研究協議に参加させて頂きましたが、吹田高校のIT機器や視聴覚機器の設備やそれらを活用した授業が他校より進んでいるように感じ取れました。また、質問に対して本校の先生方が、わかりやすく説明されていたのが印象に残っています。

C委員
 なぜ、一斉授業の型ではなく、体験型、実習型、発表形式の授業が多いのですか。また、生徒が自由な雰囲気で授業を受けている様子について、皆さんはどのように感じておられますか。
 他校では「このようなことをやっているのだから、吹田高校でも取り入れてはどうですか」と言ったご意見はございませんか。

F委員
 ビデオで見ると生徒が落ち着いて授業を受けている感じがしません。他教科の授業でも同様に騒がしいのですか。

Q教諭
 今回の公開授業は実験、実習が中心の授業内容でした。ビデオを見ると騒々しく見えますが、大切な所になると静かになる。普段の授業でもそうですが「聞くところはしっかりと聞く」と言うのが、本校の生徒の特徴とも言えます。

A委員
 保健の「調べ学習」の準備内容、指導の経過を聞かせてください。

W教諭
 各自が健康について、興味、関心のあることを調べます。2〜3人のグループを作らせ、グループの研究テーマを決定し、その理由を書かせます。IT機器を活用して調べ学習を行なわせます。プレゼンの手法をIT機器で説明し、それをもとにツールと、発表の準備をおこなわせます。最後はプレゼンテーションと相互評価を行い、全体の講評をするとともにプレゼンの力が、職場などで必要性であることを説明しました。全部で7時間の内容です。

A委員
 グループで調べ学習をさせて、それをプレゼンさせることで、生徒のコミュニケーション能力も高まり、その後の、クラスの人間関係も良くなるように感じました。

D委員
 吹田高校の授業では、進路実現に向けた授業を目指しておられるのか、それともIT機器を活用してわかる授業を目指しておられるのか、それとも、基礎学力の充実に力を注いでおられるのでしょうか。また、普段の授業形態は一斉授業、教授型が中心なのか、それとも、公開授業のように実験実習が多いのでしょうか。おそらく、相互に関連したなかで進められているでしょうが、具体的にはどのように「学ぶ意欲」「わかる授業」に繋げておられますか。

西島校長
 学力の観点として、基礎基本の力をつける事に力点をおいています。学びに関しての興味、関心を持たせたいと思っています。そのためにIT機器を活用した授業を多く取り入れていますが、あくまでも、生徒に興味、関心を持たせるためのものです。わかりやすく説明するための一つのツールとしてとらえています。IT機器を使った授業とそうでない授業を区別するのではなく、相互活用が有効だと考えています。

C委員
 学校協議会発足時からの課題として、学校改革と地域に根ざした学校づくりの二つの面があります。吹高生は挨拶もしっかりできる。外部から来られた方へのマナーもしっかりしている。反面、自分に対してもう少し、自信を持ってもいいのでないかと言われてきました。先生方は発足当初から、生徒を吹田祭りなど地元の行事に参加させ、あらゆる機会を利用して、学ぶ楽しさを経験させてこられました。その継続的な努力の結果が、少しずつ表れてきて生徒も成長してきたと思います。同時に、今までとは違った、新しい生徒の特徴や要求が出てきていませんか。
 学校経営革新プロジェクトはいろんな側面を持っています。それがどのように絡み合って、生徒の能力を引き出しているのか。スタディールームの活用を見ても、自学自習、大学生のアドバイスの下に行なう学習、グループで教え合う学習など様々な方法で行なわれています。
 現在の教育界では、グループや、共同で協力しながら学習することが見直されてきています。これまでの取り組みが生徒たちに、どのような成果をもたらせましたか。生徒の潜在的な能力をこれまでの取り組みで、十分に引き出せましたか。そして、プロジェクトの方向は目標通りに進んでいますか。また、偏差値でしか評価しない考え方を、どのように変えて行こうとお考えですか。

西島校長
 スタディールーム講座では、授業に遅れ気味の生徒へは、手厚いフォローができていますが、学力のある生徒を十分に伸ばしきれていないのは反省点の一つです。スタディールーム講座を拠点として、より発展的な学力をつけていくとともに、勉強の苦手な生徒も、手厚い指導が受けることができる吹田高校にしていきたい。いろいろな、学びの場がスタディールーム講座にあり、多様な目的意識を持った生徒が進路を考える上で、その中から自由に選べて、安心して進路を考えることができるようにしたい。

C委員
 学校経営革新プロジェクトの事業を含めて、ご意見,ご要望はありませんか。

F委員
 学校協議会と学校経営革新プロジェクトのメンバーが同じでが、その経緯はどうなっていますか。

西島校長
 学校経営革新プロジェクトには評価委員会を設ける必要があります。本校の事をよく理解して頂いている方にお願いすることで、より、活発なご意見が頂けると思い、兼ねて頂いています。

B委員
 教師間での授業見学の機会は、どのように設けておられますか。また、生徒による授業アンケートは行なっておられますか。その際、生徒の評価能力をどのように指導されていますか。また、その期間と回数はどれくらいですか。そして、授業公開の機会はどのように設定されていますか。

西島校長
 授業公開は本校の先生方から、授業を自由に見てもらおうと言う声が出て始リました。4月に授業公開日を設定して、保護者の方をはじめ、地域の方々に見てもらっています。教員同士の授業公開は初任者の研究授業等を見てもらっています。今後は、いろんな機会を見つけて、お互いの授業を高めていける場を、設定していきたいと思っています。  授業アンケートについては、今年、全員の先生方にお願いしました。一部、不安を持っておられる方もいらっしゃいますが、生徒のための授業作りと、授業改善を推し進めるためにも広めていきたい。18年度に行ないました、学校教育自己診断の結果を見ますと、生徒は授業に対する希望や、学校に対する要望がしっかり書けていました。生徒は、授業の内容を真摯に受け止めて判断しています。その心をしっかりと受け止めていくために、授業アンケートは来年度も継続していきます。

Q教諭
 授業アンケートはわかりやすく、答えやすい内容にして、マークシート方式で集計もすぐにできるように工夫しました。集計結果を生徒に返すと言う意味では、各学期毎に実施することも考えられます。

西島校長
 授業アンケートは先生の評価に繋がるものではなく、良い授業作りの一環として、これからも定着していきたいと思っています。

D委員
 私学の経営方針は人事やお金など、全ての面で劇的な変化が求められ、トップダウン方式で進められる。先生は生徒と接する前に疲れてしまうと言う悪い例もあります。現在、行なわれている経営革新プロジェクトでは、その方向について、先生方の共通理解は図られていますか。また、普段の授業で生徒と関わりながら、学力をつける為の授業改革を積み上げてられているようですが、まだ、人数的に少ないとお考えですか。

Q教諭
 昨年度から経営革新プロジェクトが始まりましたが、その時点では、はっきりと内容が見えなかった。今年になって感じることは、このシステムがあることで、先生方はプロジェクトの事業をうまく活用されていると感じます。先生同士の会話や普段の教育活動の中から、授業改革に繋がるものが出来ていると思います。学校長がプロジェクトの方針をはっきりと示して頂いた事で、システムが機能し、それを多くの方が上手に利用されています。スタディールームやプレゼンルームが完成し、生徒が頻繁に活用している姿を見ると、この事業をやってよかったと思っています。

西島校長
 よい授業作りのため、先生方が横の繋がりを大切にされながら、新しい授業を開発されていくことを願っています。

C委員
 学校協議会は校長の諮問機関的な要素が強い場合がある。校長の意向を補完するようなところではなく、学校の課題を共有していく立場を持ち続けたいと願っています。学校の状況が社会に理解されていない場面が多い。逆に、吹田高校が新しい教育手法を取り入れて広報活動を行なうとともに、協議会と一緒に、学校の持つ課題を積極的に社会に発信していってはどうでしょうか。

A委員
生徒に視点をおいた学校目標設定は素晴らしいと思います。プロジェクトを始めて、生徒の意識がどう変化し、自学自習の姿勢がどの程度ついてきましたか。また、吹田高校の生徒をどのように育てようとお考えですか。
 学校目標の中に「社会の一員としての自覚と規範意識の確立を目指す」という表現があります。
 しかし、現実には遅刻が多いと言うことを聞きます。規範意識に欠ける生徒がいるとも聞きます。また、部活動に参加する生徒さんも多いです。部活動に参加する生徒の力が、学校全体をよい方向に方引っ張る力とならないのでしょうか。遅刻はいけないのだと言う状況や、その雰囲気を作っていけないでしょうか。また、課外活動(部活動)と自学自習がうまく絡み合って生徒の力を伸ばすことができないでしょうか。授業アンケートについては、生徒がアンケートに答えたことで、その後の授業に変化が起こり、自分の意見が反映されたことで生徒自信の授業への取り組みの姿勢も変わってくるのではないでしょうか。

Q教諭
【今年度の授業アンケートの具体的な内容について説明を行なう】
 今年度が最初と言うことで、簡潔な設問内容にして答え易さを第一に考えました。授業に関する内容と、生徒自信が授業にどのように取り組んだかを聞く内容の二つに分けました。担当者の特色を活かすために独自で質問を付け加える事ができるように設定しました。

D委員
 アンケートを取った後、生徒と対話できる場があればよいと思います。具体的な生徒の要求を聞き授業内容を改善していく事が大切であって、先生の授業を評価するものではない、ことを先生方に浸透させていく必要があると思います。

A委員
 授業公開の設定日を拡大し一定の期間、全教職員でお互いの授業を見る機会を設けてはどうでしょうか。その中で評価の高かった授業担当者に、研究授業をお願いすると言った手法も考えられます。先生の授業が変わることで生徒も変わると言った良い関係、良い連鎖反応を期待しています。

C委員
 それでは、最後に地域連携に関する意見交換と、来年度への展望についてお伺いします。
吹田高校は地元との繋がりを大切にして来られましたが、地元の方々がこの吹田高校をどのように見ておられるのか、御存知の方のお話をお聞きしたいと思います。

F委員
 自転車通学の生徒が、だらしない制服の着こなしをしています。卒業生の多くがその姿を見て残念に思っています。私は同窓会や部のOBとして学校に行く機会が多くあります。先生方はいろんな機会を捉えて生徒の指導を丁寧にされているのを見ています。しかし、学校外の方は卒業生を含め、吹田高校の生徒の目に見える姿だけで判断されている。学校の教育環境も生徒の姿も、数年前と比べ格段によくなりました。生徒も先生方も頑張っておられるのが理解されていないのでとても悔しいです。

A委員
 生徒を偏差値や、生活指導面の一面的なところから捉えるのではなく、個々の生徒が持っている良いところを伸ばす視点を持ってはどうでしょうか。これからの協議会でもこのテーマで話し合える機会が欲しいです。

C委員 
 卒業生の方から在校生の姿を見ると、複雑な思いがおありでしょう。しかし、子供たちを見る眼はいろいろな視点が必要だと思います。偏差値一辺倒の評価ではなく、それぞれの分野に秀でているところを評価したい。授業で見る生徒さんの姿や、展示されている作品などから、高い能力を持った生徒さんが多くおられます。素晴らしいところを評価することで、その生徒が自信を持つ事に繋がると思います。これらの事柄については今後も話し合っていきたいと思います。

西島校長
 本日は皆様本当にありがとうございました。皆様の貴重なご意見を、本校の教育活動に役立ててまいります。

第1回協議会


1.日時   平成18年  月   日(  )

2.出席者
  協議会委員     本校教職員
A委員 大学高大連携室  校長 西島 多枝子
B委員 中学校長  教頭 片岡 啓
C委員 大学教授(教育学)  事務局 Y
D委員 地域活動 NPO  事務局 Z
E委員 PTA
 

3.内容
(1)開会
・委員の委嘱
・校長挨拶
  新しい委員さんをお迎えし、本校が地域の中でどのように発展していけばよいか、様々な角度からご意見をいただきたい。
・教頭より
  「本校の現状と課題」報告
・校長より
  経営革新プロジェクトについて現状報告
・A委員より
 生徒たちは静かな環境の中で充実した授業を求めているような印象を受ける。さらに詳細に「授業評価」のような形で実施してはどうか。大学では2千以上の授業のコマがあり、学生がどのように感じているかは把握できないので、授業評価はせざるを得ない状況。学生の評価をできるだけ早く授業に反映できるような工夫をしている。

(2) 授業参観
・1〜3年各教室、書道、音楽の授業、LAN教室、テニスコートなど


(3) 協議
C委員
 地元の生徒が多いことからも「地域に根ざした」ということが吹田高校の特色づくりの課題になっている。例えば大学では学校インターンシップなどですでに連携を始めている。経営プロジェクトで誕生した自習室で行う「講座」や大学生との交流会のような「日頃できないような授業」も、連携の一つの姿ではある。協議会はもう5年目くらいになるが、校長への「提言」だけでなく協議会と具体的に地域とのつながりを作ったり、協議会として「発信」することにもつなげていきたい。まず各委員さんから授業の感想を含めてご意見を。

D委員
 地域の大人として久々に見た吹田高校は、昔の印象と変わらない。授業はよい意味でフランクであり、自由に振舞う生徒たちも見受けられる。基本は授業だと思う。生徒は意欲を引き出す活気ある授業を求めているのだろう。

E委員
 授業を初めて参観した。授業中「うるさい」生徒は外へ出してもよいのでは。注意してほしいのかもしれない。四年制大学に進学する生徒が少ないように思うが、クラブを引退後予備校に行く生徒を見ていると、学校の勉強だけでは進学できないのかと思ってしまう。

B委員
 学校環境等については公立高校の難しさも感じるが、職場の同僚の中に「吹田高校に行くんですか。吹田高校頼んますわ。」と声をかける方がいる。卒業生が母校を誇りに思う様子が伝わる。これがこの学校の財産だと思う。

A委員
 他校でも広大連携を通じて新しい高校の立ち上げに参画した経験がある。大学生との交流だけでなく校舎の壁塗りなど種々の取組みを実現した。経営プロジェクトでいう数値目標にしても、(授業評価はその重要な要素だが)「生徒の視点に立った授業改善の試み」になっていることが必要。今の勉強が自分の進路にどのように役立つのか、一年生全員に職場体験実習を実施する学校があるなど、広い意味でキァリア形成の取組みが求められている。

C委員
 学校では新しいことを始めることの多忙化や、誰がするのかという問題も生じる。この解決には地域連携のための「コミュニケーター」や「コーディネーター」といった役割の人が必要だろう。また、課題を共有することも重要であり、この協議会でもある程度テーマを絞って議論するのも生産的ではないか。

D委員
 協議会のあり方、もち方について、もう少し他校の経験等も伺いたい。

E委員
 協議会は「外の風を入れる」ところから始める。「エッ、高校でこんなこともやってるの?!」と思ってもらうことから。そして協議会の場だけでなく、委員それぞれが連携の仕事を担うというふうに発展すればいい。

C委員
 そういう意味で「実のある」取組みを実現したい。昨年度全日制協議会で生徒の意見を聞く機会を設けたり、定時制で保護者とともにキャリア教育の参加型研修を開いたりした。

D委員
 地元で地域連携として小学生を対象とした「土曜チャレンジデー」という活動を実施している。学校の教職員、保護者などと等距離の関係を築かないと、なかなかうまくいかない。また、連携に協力的な一部の教職員の方々に負担をかけるのも心苦しい。

C委員
 確かに協議会と教職員の皆さんの「距離感」は難しいものがあるが、互いに子どもたちを育てるという立場は共有しているので、共通の課題で信頼関係を築いていくことが大切。大学だけにいるとその課題が十分理解できないが、高校と連携することでそれが可能になったりする。幼、小、中、高でも互いにそういうことがあると思う

B委員
 昨年、吹田市の中学生の学力と生活の実態調査があり、本校は、学力的には吹田市の平均をやや上回るが、家庭の教育力について少し課題のあることがわかった。勉強や成績は重視するが、それ以外の面で子どもらを育てるという点での関心がやや弱い傾向がある。中学校では、小学校と連携して「目指す子ども像」を作って、基本的なことができる子どもを育てる取り組みをしている。これは中高連携にもつながると思う。しかし、やはり連携の活動が担当の先生方の負担になる場合もある。保護者や地域の思い、先生方の思いが互いに生きるような活動が求められている。地域の活動の「高齢化」も気がかり。地域のリーダー養成を中学校でも協力していきたい。

C委員
 学校が地域の課題の「発信源」になっている様子がわかる。

D委員
 自分たち以降の世代では、すでに子どものころに地域を意識することがだんだんなくなってきているように思う。

B委員
 この近くはまだ地域の活動が残っているところだが、それでも子ども会が成立しないところなどが出てきている。

A委員
 大学の教務で思うことは、教員や学生の支援はやればやるほど「単なる支援」になる。「教育を開発する」というステップに上がる必要がある。縦割りの仕組みをコーディネートする発想と活動が大切で、これは高等学校でも同じことが言えるのではないか。また、大学で小中高との連携を模索していたとき、小学校ではとてもオープンに「じゃ、この仕事の手伝いに学生を送りましょう」という話がまとまる。それが中、高となるにつれてクローズになる。インターンシップなどでようやく道が開けてきたが、高校では5年くらい前までほとんど連携が存在しなかった。

C委員
 地域との密着度で言えば、通学区域の関係で、どうしても小中高の順に低くなる。

B委員
 小学校では安全対策などで、地域との協力なしでは考えられない。

D委員
 そうした連携は地域でも活発な方々で支えられているのだろうが、もっと広い範囲でつながりを求めている人たちもいるかも知れない。

C委員
 では吹田高校でこの協議会は何をすればよいか。まず、昨年度の自己診断などを始めとして、子どもたちや保護者の学校に対する評価のフィードバックという問題。また、意欲や関心を引き上げるような授業や進路、生活指導などの取り組みを、ばらばらにしないで支援できないかという問題。今後さらに資料を用意して検討を深めたい。予算の関係で年3回としているが、回数を増やしてもよい。

西島校長
 経営プロジェクトの17年度中間報告。数値目標など各校の資料も掲載されている。他校の実践例もご覧になって、本校で活かせるものなどご提言の素材になれば。本校での地域連携として、今後生徒を「外に出す」ような企画も考えていきたい。

C委員
 学校協議会として単に学校に「提言」をするだけでなく、高校生の問題は社会の問題でもあると考えて、学校の課題と取組みについて社会に発信していくような活動をしていくことも必要だと思う。

西島校長
 皆様お忙しいところありがとうございました。



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