三国丘高校探究活動の概要
本校では、学校設定科目「Creative SolutionsⅠ・Ⅱ・Ⅲ(略称;CSⅠ・Ⅱ・Ⅲ)」において探究活動を行っています。 2年時には、生徒全員が「CSⅡ」の授業で様々な分野に分かれ、課題研究を行います。
「Creative SolutionsⅡ」の紹介
■ 開講講座
令和2年度に開講された講座は、以下のようなものです。
教科 | 内容 |
---|---|
SSH | 理系課題研究(物・化・生・数・情)の各分野に分かれ研究を行う |
SGP | 本校SGHの内容を継承したグローバルな問題の探究 |
国語 | 古典や言葉に関する研究など |
社会 | 社会問題探究など |
数学 | 発展的数学問題探究、数学オリンピック参加など |
英語 | スピーチなど4技能に関わる活動 |
音楽 | 音楽に関する研究 |
保健体育 | 体づくり運動に関する研究と創作 |
令和2年6月現在
■ 1年間の活動(化学の例)
本校における探究活動の流れです。
主な活動 | ||
---|---|---|
3月 | ・希望調査を行い講座分け | |
4月 | グループ作り |
・マルチプルインテリジェンス(MI)でグループを作ります ・ルーブリックの提示をおこないます |
5月 | 実践科学実験 | ・実践科学実験を通してグループの結束を固めます |
6月 | 科内発表 |
・計画発表会を行い、活動を整理します ・Teaching Assistant(TA)による助言を行ってもらいます |
7月 | 探究活動 | |
8月 | 探究活動 |
・SSH全国生徒研究発表会見学 ・夏休みを利用し、TAに研究のサポートを行ってもらいます |
9月 | 中間発表 |
・TAより助言を行ってもらいます ・三丘ポートフォリオを用いて振り返り① |
10月 | 探究活動 | ・大阪サイエンスデイ見学 |
11月 | 探究活動 | |
12月 | 探究活動 | ・TAによる研究サポート |
1月 | 発表資料作成 | ・1月上旬に実験・観察を終了し研究のまとめを開始 |
2月 | 全体発表 |
・運営指導委員会の先生方、TAによる審査 ・三丘ポートフォリオを用いて振り返り② |
令和2年6月現在
■ 活動内容の紹介
(1) | マルチプルインテリジェンス(MI)を利用したグループ作り |
---|---|
本校では探究活動を通して、協働力の育成も目的としています。 そのため、研究を一人ではなくみんなで協力して進め、自らの課題として進めていく事ができ、自走できるグループを作ることができるよう、MIを取り入れています。 |
(2) | ルーブリックの提示 |
---|---|
より良い探究活動の指標になるよう、本校で開発したルーブリックを生徒に提示します。 生徒はルーブリックを参考に探究活動を行います。 |
(3) | 実践科学実験を通してグループの結束を固めます |
---|---|
生徒が協働して実験をデザインをする実践科学実験を行いグループの結束を固めます。 実践科学実験の実践例は「SSH研究開発実施報告書」をご参考ください。 |
(4) | Teaching Assistant(TA)による助言を行ってもらいます |
---|---|
本校ではTAとして10名程度、本校卒業生の大学院生、大学生に来てもらっています。 各分野2名~3名入ってもらい指導・助言を行ってもらっています。 |
(5) | 中間発表 |
---|---|
中間発表はポスター発表を行います。 一人一人の生徒が、自分たちの研究を発表できるよう工夫しています。 <実施形態> ・発表は1人の生徒が行うのではなく、班員すべてが2回行う。 ・書記は質問・助言等を記録する。 |
(6) | 三丘ポートフォリオを用いて振り返り |
---|---|
本校が開発した三丘ポートフォリオを用いてフィードバック(自己評価・相互評価)を行います。 |