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学校長の式辞集詳細

2016年度 入学式

  本日、平成二十八年度大阪府立守口東高等学校第三十四回入学式を挙行できますことを、心より嬉しく思います。この入学式に、PTA役員、後援会役員のご来賓の皆さま方にご列席いただき、お祝いくださいますことを 高いところからではございますが、心より感謝申し上げます。
  保護者の皆さまには、多年にわたるご慈愛の甲斐あって、いまこのめでたい場にいるお子さんの晴れ姿をごらんになって、お喜びひとしおなるものがあろうかと拝察いたします。私ども教職員一同、その喜びを共にすると同時に、責任の重大さを痛感いたしておるところであります。  申すまでもなく、私どもは一致協力万全を期して、お子さんを次の社会の立派な担い手として、厳しく、愛情を込めて、かつ寄り添いながら育てる決意をいたしております。保護者の皆さまのご支援ご協力を切にお願い申しあげる次第であります。
  先ほど入学を許可された新入生の皆さん、入学おめでとう!守口東高等学校教職員一同、心から歓迎します。ここからは入学生の皆さんに語ります。
  第一は高校生としての目標の話です。
  本校では「衣を正し 時を守り 場を清める そして自分を磨く」という言葉をキーワードとして、豊かな人間性を持ち、社会人として立派に通用することをめざしています。これらの内容についてはみなさんは「アドミッションポリシー」としてすでに目を通していると思います。それをもとに「自己申告書」を書いたと思います。私はその文章を読ませてもらいました。見事に決意が述べられていて、実に頼もしいと感じました。皆さんはここからスタートすればいいのです。そしてそれをつなげて積み上げていけばいいのです。できますね。基本は前の三つ「衣を正し 時を守り 場を清める」ですが、これらはできて普通で、できないとマイナス評価になることが多いのです。よってこれらは固い決意で実行してください。その上で四つ目の「自分を磨く」をどんどん進めてほしいです。特に『創造』『クリエイト』の含まれるチャレンジには期待しています。私たち教職員はこの四つ目の「自分を磨く」ためのチャレンジを支援することが大好きです。だからきみたちはいろいろな活動の中でチャレンジしてください。そして発信してください。「先生、俺、頑張ったやろー」「私、がんばってんでー」と。楽しみにしています。
  第二は人間としての目標の話です。
  キーワードは「他者理解、思いやり、自分を大切に」です。近い将来、知識の蓄積、単純な技術は人間の仕事ではなくロボットやコンピューターの仕事となる日が来るでしょう。私は間違いなくやってくると考えています。その時にきみたちにとって生きていく上で必要なことが先ほどのキーワードで示したものです。つまり人と人をつなげたり、調整や修正のような人間にしかできない役割を担うことが大事になるということです。そのために他者を理解し、思いやりを持つことがより良い方向に導いてくれるでしょう。そのために具体的などういう行動すればいいかと言うと、   「まず耳を傾けましょう。次に理解しましょう。そして感じましょう!」です。   さらに「アイデンティティ」をもってください。わかりやすく言うと「らしさ」を持つことです。そして自分の身体を、自分の存在を、自分の命を大事にしてください。   そうすれば変化が激しい世の中を生きるときに、迷わずに生きていけると信じています。   もう一度言います。
  「他者理解、思いやり、自分を大切に」を覚えていてください。
  それでは3年間ともに楽しみましょう!
  保護者のみなさま、ともに彼らを支えて微笑みましょう。   来賓のみなさま、ともに社会の担い手を育て、手をつなぎましょう。   よろしくお願いします。
  以上、入学式の式辞といたします。 (2016年4月8日 入学式にて)

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