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学校長の式辞集詳細

2016年度 2学期始業式

おはようございます。体育館が工事のため終業式に続き、放送で行います。
終業式では自分を大切にする具体的な行動として「真剣な気持ち、顔つきになることを増やしてみること」と説明しました。できたでしょうか?
それにしてもオリンピックでは真剣な姿をいっぱい見ることができましたね。わたしはあの極限の状態でプレイする選手やスタッフ、支えた人々の思いを想像しました。そして迎える勝負を決する瞬間の緊張感、高揚感、等を感じるとき胸がきゅんとなりました。その会場にいればなおさらのことだと思います。
 わたしはオリンピックの日本選手の金メダルシーンに立ち会ったことがあります。1998年、3年生が生まれた年ですね。その年に長野で冬のオリンピックが開催されたときに、スケートのショートトラックの西谷選手が私の勤めていた高校の卒業生だったので、応援団長的な存在で、その会場にいました。決勝レースのスタートまでの高まり、スタート時の静寂、レース中の興奮、ゴールした時の感動、を今も覚えています。ウィニングランで私が渡した日の丸を掲げてリンクを回っているときは涙が止まりませんでした。また表彰式では「こいつすごい!」と尊敬の念さえ持ちました。そんな経験もあったので今回のオリンピックはそういう思いを思い出しながら観戦していました。
 ここまでいうと勝者にスポットを当てていると思うでしょうが、私は敗者にも強い関心を持って観ていました。敗者には何も残らないのでしょうか。それはおそらく違うでしょう。大事なことは結果ではなく取り組み方だと言えます。そこを踏まえて臨まないと結果がよくても物足りないこととなるでしょう。目標に向かって取り組みをどうするかを考えてみてください。真剣な取り組みには、多くの努力、挑戦、創造、追求、愛情等を経て進んでいくので、真剣な取り組みは自分を成長させてくれると思います。それが自分を大切にすることになっていくと再度伝えておきます。
 また、ステージの高さが重要なことでもありません。だからオリンピックだけではないのです。私は夏休み中に部活動と進路での取り組みおいて、オリンピック観戦と同様の思いを持ちながらきみたちを観てきました。スイング、ダッシュ、ジャンプ、声、集中、目つき、どれをとっても先ほどと同様の興奮や感動や頼もしさを感じさせてもらっています。みんなにもオリンピック選手に負けない真剣さは出せています。だから、これからももっと見せてほしいです。
 最後にまとめます。文化祭、進路、部活動、アルバイト、そして授業、そんな場で皆さんは真剣になって、そして成長できるチャンスを多く持っています。この2学期、そのチャンスが多くあります。私は、いいえ、私だけでなく先生全員が皆さんの真剣な取り組みを見たくて見たくて仕方ありません。皆さんもそこに着目して臨めばきっといい思いになることができます。仲間同士でもその姿を認め合える、支え合える、そんな守口東高校にしていきませんか!がんばりましょう! 2学期は授業もいっぱい観に行きますよ。部活動も観に行きます。アルバイトで「こんなにがんばっている」という人は校長先生に直接教えてください。楽しみにしています。以上で終わります。

(2016年8月24日 2学期始業式にて)

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