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学校長の式辞集詳細

2017年度 第35回入学式 式辞

 本日、平成二十九年度大阪府立守口東高等学校第三十五回入学式を挙行できますことを、心より嬉しく思います。
 この入学式に、PTA役員、後援会役員のご来賓の皆さま方にご列席いただき、お祝いくださいますことを高いところからではございますが、心より感謝申し上げます。保護者の皆さまは、この晴れやかな場に立っているお子さんの姿をごらんになって、お喜びひとしおなるものがあろうかと拝察いたします。私ども 教職員一同、その喜びを 共にすると同時に、責任の重大さを 痛感いたしておるところであります。申すまでもなく、私どもは一致協力、万全を期して、お子さんを次の社会の立派な担い手として、厳しくかつ愛情を込めて寄り添いながら育てる決意をいたしております。保護者の皆さまのご支援ご協力を切にお願い申しあげる次第でございます。
 先ほど入学を許可された新入生の皆さん、入学おめでとう!守口東高等学校教職員一同、心から歓迎します。ここからは入学生の皆さんに語ります。
 第一は 守口東高生としての目標の話です。
 本校では 「 衣を正し 時を守り 場を清める そして自分を磨く 」という4つの言葉をキーワードとして、豊かな人間性を持ち、社会人として通用する資質を育成することを目標にしています。基本はそのうちの前の三つ 「 衣を正し 時を守り 場を清める 」 です。これらはできて当たり前で、できないとマイナス評価になることが多いのです。従って、これらについては固い決意をもって実行してください。その上で 四つ目の 「 自分を磨く 」ということについて、意識を持って進めてほしいと考えています。
 「自分を磨く」という言葉の中にはいろいろな意味が含まれますが、その中でも『創造』『クリエイト』といった領域の能力を磨くことに期待しています。この「新しいことを始める、創り上げていく、切り開いていく」という「チャレンジ」をすることが、自分自身を大きく成長させてくれます。私たち教職員は この四つ目の 「 自分を磨く 」ためのチャレンジに、大いに期待しています。 
 これから始まる高校生活の中のいろいろな活動の中で、必ず何か一つにはチャレンジしてください。そしてできればそのチャレンジすることを誰かに打ち明けてほしいです。
 「不言実行」が讃えられることもありますが、今日の私のお話はその逆である「有言実行」の奨めになります。最近、スポーツ選手や著名な方で成功を収めている人たちも、この「有言実行」型が多いと思います。よって私も「有言実行」を奨めます。皆さんはまだ若いです。失敗を恐れずにどんどんチャレンジしてください。楽しみにしています。
 第二は人間としての目標の話です。
 キーワードは 「 他者理解 、思いやり 、自分を大切に 」です。
 私たちが生きているこの社会は様々な違いを持った人々で構成されています。学校も同じです。その違いを認め理解することで、思いやりの心が生まれ、みんながそのような気持ちを持てば、安心して仲間とともに過ごせることができると思います。
 「 自分を大切に 」ということは、 自分らしさを失わないということです。
 そして言うまでもなく、自分の身体を、自分の存在を、自分の命を、大事にする、ということです。そうすれば、みなさんは楽しく学校生活を送ることができます。
 以上に述べたようなことを心に留め置いて、この守口東高校で意義ある学校生活を過ごしましょう。わたしは皆さんの応援団長です。私たち教職員はいつも君たちを応援しています。よろしく。
 以上、入学式の 式辞といたします。

(2017年4月8日 第35回入学式にて)

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