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学校長の式辞集詳細

2018年度 3学期始業式 式辞

明けましておめでとうございます。
新年を迎え、新鮮な気持ちで新学期を迎えてくれたと思います。
その気持ちをずっと持ち続けてもらいたいものです。
2学期の始めにモニタで、正門を入ってすぐ右側にサルスベリの木に花が咲いている話を掲載しました。この3学期にも残りわずかなのですが、現在咲いている花があります。何か知っていますか?ボランティア部が樹木名のプレートを取り付けてくれたので、私もそれを見てわかるようになりました。今咲いているのは、校長室の横あたりにあるさざんかです。椿と葉っぱが似ていますが、花びらの感じが違うようです。次にモリヒガの中で花を咲かせて見せてくれるのは、4月の桜なのかな。このように植物に目を向けるようになったのはここ数年のことですが、これは歳を取ったせいというより、心に余裕を持ち始めたからかもしれません。2学期の終業式に、自己肯定するために「余裕を感じること」が大切で、そのために空を見ることをお話ししましたが、同様に樹木や花に目を向けることも余裕を感じることになり、自分自身を落ち着いて見つめる機会となっています。これも試してみてください。
 植物は紛れもなく生き物です。4月に咲く桜は今何をしているのでしょうか?今はじっとしているようにみえますが、花を咲かせるまで養分を蓄え、ここという時に花を開かせます。花を咲かせる準備をしているのです。紛れもなく成長をしているのです。皆さんを樹木に例えるならば、今まさに養分を蓄えている局面のときです。たしかに花が咲いているのは美しい状態でしょう。しかし養分を蓄えているのも重要な時間です。あわてずじっくりと成長してほしいと願っています。
平成は4月までで終わります。区切りとなる年のことは思い出に残るものです。今年一年がよき年となるよう、目標や意欲をしっかりと持ってください。
それでは今日の話はこれで終わります。




(2019年1月8日 3学期始業式にて)

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