第1回授業改善校内研究ワーキング・泉南地区

 あいにくの天気でしたが、校内研ワーキング参加校の先生方にお集まりいただき、4月20日(月)に第1回目の泉南地区ワーキングを開催しました。

 ワーキングでは、今年度の概要とめざす方向性について確認するとともに、2度の情報交換を行いました。限られた時間でしたが、情報交換は活発に行われ、先生方の関心の高さを感じました。

 

まず1回目の情報交換では、各校の校内研究の具体的な取組みについて紹介し合いました。「ある単元のこの部分の授業はこのようにすれば必ずうまくいく」という、いわゆる「鉄板授業」を全校で共有する取組みは、経験年数の少ない教員にとってはもちろん、ベテラン教員にとっても財産となる取組みでした。また、教師と子どもを対象に年2回、校内研究に関する30項目にわたるアンケートを実施し、成果と課題を可視化しているという取組みも紹介されました。

 

2回目の情報交換では、「学習評価をいかした授業改善」のイメージや実際に学校で取り組んでいることについて意見を出し合いました。つけたい力を明確にし、ねらいに対する子どもの学習状況を見取り、見取ったことを指導にいかす授業にしていくことは、これまで当たり前のようになされてきた一方で、いざそれについて考えてみると、少し難しいテーマでした。それだけに、今年度のテーマともなっている「学習評価をいかした授業改善」に対して、参加された先生方はあらためて課題意識をもち、ワーキングの重要性について再認識したようでした。

 

 ワーキングの中では、校内研究の取組みにおける「検証」の大切さについても話題になりました。それぞれの学校では、校内研究のテーマを各校で設定し、そのテーマが実現するための指導方法を考えながら校内研究に取り組んでいますが、その取組みについて検証を適切に行い、そのうえで見えてきたことから学校の現状を把握するとともに、課題に向けて取組みを続けていくことが大切です。このことについて、どの段階で検証をするのが的確かといった質問が出ました。検証する時期は、2学期か3学期か、取組みの内容に応じて丁寧に考えていく必要があります。

 活発な情報交換が行われ、質問も出され、参加された先生方の熱心さを感じた第1回目のワーキングでした。

 

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