協調学習における主体性評価!

10月17日の午後、本校の国立教育政策研究所 教育課程研究指定校事業「学びに向かう探究学習」のアドバイザーを委嘱させていただいています 関西学院大学 高等教育推進センター 准教授の時任 隼平 先生にご来校いただき、「協調学習」を行ったことにより学ぶ意欲がどう伸びて、学力がどう培われていくのか、また、それを実証するためのエビデンスとして、生徒の変容をどう評価していくのか、に関する指導・助言をしていただきました。

5限目の数学Ⅰの授業に入っていただき、6限目・放課後に、具体的な協議を持ちました。

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本校数学Ⅰの授業では習熟度別少人数展開授業を行い、グループ学習も取り入れています。グループ学習では、わからない問題の教え合いや、一緒に考える場面が設定されます。自分で考えたことを言葉に出して確認すること、グループの仲間の意見や考えを聞いて、自分の考えを見直し、それらを組み合わせてより良い考えを創りだすこと、これらの場面が次々に個人の思考内に起こり、理解が深まっていきます。東京大学 大学総合教育研究センター教授の故 三宅なほみ 先生は、これを「建設的相互作用」と呼び、このような学びを「協調学習」と定義付られています。

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時任先生には、「学びに向かう探究学習」の主体性評価についても、アドバイザーとして指導・助言していただきます。本日は、作成し、活用を検討している「関連単元配列表」に対する指導・助言をいただきました!

時任先生は、関西学院大学の学部生・院生の指導のみならず、附属高校のWWLの取組みにも学識経験者として係っておられます。さらに、学会でのご自身の研究活動もおありで大変ご多用のなか、時間をおつくりいただいて本校の取組に寄り添った指導・助言をしていただいています。ほんとうに感謝申しあげます。

関学の時任先生始め、多くの方々のご支援をいただきながら、国研研究指定校事業「学びに向かう探究学習」の研究・開発・実践、そこから敷衍して進めている「協調学習」の実践等、これらの成果と課題を広く全国に公表していくことが東百舌鳥高校のミッションだと考えています。