東淀川支援学校には、スヌーズレン室があります。スヌーズレンはもともと重度の知的障がいの方々とのかかわりの理念として1970年代にオランダにある知的障がい者の施設で生まれ、発展してきました。
「スヌーズレン」は、オランダ語で「うとうとするぐらいリラックスできる場所を探す」という意味があります。(ジアース教育新社:『使ってみよう!スヌーズレン』から一部抜粋)
学校では、子どもたちが指導者とともにリラックスできるものを探し、自分にとって心地の良い刺激を指導者に表情や仕草、発声などで伝える力を育むためにスヌーズレン室が設置されています。子どもはそれぞれ好きな感触、苦手な感触があります。
そのため、触覚、視覚、聴覚などさまざまな感覚にアプローチすることが重要となります。子どもがスヌーズレンを通して自分にとって心地の良い刺激を見つけ、自らの気持ちを安定させる、指導者に伝えたいという気持ちをもち、コミュニケーションの土台を築くことができるようスヌーズレン室を本校は活用していきます。