PTA手作りの夏祭り

今年は、平年より遅く夏休みに入ってから梅雨が明けました。長い間、じめじめして過ごしにくいと思っていたら、一気に夏本番。熱中症が心配されるような暑さの中ではありましたが、先月30日、第5回となる夏祭りが盛大に行われました。

開校した年に始まったPTA主催の夏祭り。今回も第1回から携わっていただいているPTAの先輩の皆さんが応援に駆けつけてくれました。PTA役員・実行委員をはじめとする保護者の皆さんの "夏休みの子どもたちのために、先生たちと一緒に大人が力を合わせて"  との熱い思いが込められています。

10時。空調が使える部屋に分かれ、魚つりやお菓子つり、プラ板づくりと「穴にポン!」や平均台ボウリング、段ボール積木などの模擬店が始まりました。どの店も安心して過ごせるようにきめ細かい心配りがあり、児童生徒・保護者の皆さん・先生たちが笑顔で楽しんでいました。手作りのものも多く、材料や道具の作成や購入など準備は大変だったことでしょうが、どの店にも歓声が行き交い、にぎわっていて大成功でした。

11時からはアリーナのステージで昨年度と同じ西淀川区の「結(ゆい)」の皆さんによる伝統芸能「エイサー」の演奏・演舞。本校生徒のお父さんを中心とするメンバーがこの夏祭りで沖縄やアジアの文化を味わい楽しむ機会を与えてくれました。

続いて、もう一度模擬店を楽しんだ後はステージで先生たちによるサプライズバンドの演奏。「サプライズ」といいながら、すっかり夏祭りの定番になりつつあるバンド演奏にエイサーに続いてアリーナが盛り上がり、今年も予定時刻を越えて夏祭りが終了。今回はその後、暑い夏といえば水!「ウォーターパラダイス」と称し、運動場の一角で水鉄砲とシャボン玉を楽しむコーナーも用意されました。

「夏休みも子どもたちにわくわく・ドキドキ体験を」のねらい通り、夏休み1週間を過ごした児童生徒が、ちょっと久しぶりに会う友だちや先生と夏休み中のことや2学期のことを話したり、保護者の方同士も子どもたちのことを話題にしたりして夏祭りの間、校内のそこかしこで話の輪ができていました。5年連続で開催することができたPTA手作りの夏祭り、保護者の皆さんと教職員が力を合わせ、子どもたちが安心して楽しめる場を作り、児童生徒がそれに応えて活躍する、これが本校の教育を支える原動力だと感じました。人と出会い、たくさんの人の中で一つずつ経験を増やす、夏休みの貴重な学びの場でもありました。お世話になった皆さん、ありがとうございました。