3学期始業式式辞(要旨) 

新年あけましておめでとうございます。

二週間以上あった冬休みでしたが、皆さんはいかが過ごしたでしょうか。

ゆっくり休んだ人もいたと思いますが、部活や実力テスト準備、大学入試対応など冬休み返上で活動していた人もいたでしょう。

生徒の皆さんには、今日、始業式を迎え、気持ちを新たに切り替えて、新しい年のスタートを切ってもらいたいと思います。

また、新型コロナの感染状況が、オミクロン株により急拡大しています。学校の内外、部活動の前後等、今一度、感染防止の徹底をお願いします。

さて、今年のキーワードを検索してみると、デジタル化と脱炭素化という言葉が頻繁に出てきました。コロナ禍のなかでデジタル化が急速に進んでいますし、地球温暖化に伴う課題への対応で温室効果ガスの排出規制、いわゆる脱炭素化という流れのなか、この二つのキーワードがあがるのも頷けます。今の社会の喫緊の課題だということです。

このキーワードは、学校も大きく影響を受けます。特にデジタル化は、昨年度一人一台端末が入り学校のICT環境整備も整い、生徒のICT委員会も新設して対応が急加速するなど、今年も大きな柱となります。授業でのICT活用はもとより、学校のあらゆる場面でデジタル化が一層進むと思われます。この始業式の映像配信もその一つかもしれません。

このICT化の流れのなか、ひとつ大事になってくるのが、情報リテラシーです。情報を適切に読み取り、正しい情報発信をする力です。様々な情報が存在する中で、サイバー被害にあわないだけでなく、自分が加害者になる可能性もあることを常に意識する必要があります。生徒の皆さんが、デジタル化社会の中で、責任ある行動規範がとれることを期待します。

最後に、3学期は、それぞれの学年で、進級、卒業に向けた大切な時期となります。

オミクロン株の感染拡大などコロナ禍への対応もまだまだ続くなかでの活動となりますが、限られた時間を有効に使い、悔いの残らない学年の締めくくりをしてください。

4月からの新年度を一人ひとりが最良の形で迎えられるための3学期になることを祈念して、3学期始業式の式辞といたします。