本校自動車系列では、2年生~4年生まで段階的に学習のレベルを上げ、年次をおうごとに自動車に対して学びを深める学習内容になっております。
今回のブログは、自動車系列の4年生で勉強する内容を少しだけ紹介したいと思います。
近年の自動車では、必ずいくつかのコンピューターが搭載されており、自動車整備の世界では、コンピューターの記録から故障箇所を探す方法が主流になってきました。
本校では、実際の自動車から外したエンジンを使用したエンジンベンチを導入し、OBD2スキャンツールによる故障探求やタブレットによるエンジン状態の可視化、デジタルテスターやオシロスコープを用いて各種センサーの電圧や抵抗値、波形の点検などを行い、機械の操作方法やセンサーの特性確認、センサー類が故障した時に確認する方法なども学習の一環にしています。
写真 タブレットによるエンジン状態の可視化
写真 オシロスコープの波形測定
上の写真では、生徒達がエンジンのイグニッションコイルに電気を流す点火指示信号とインジェクターの噴射信号をオシロスコープで可視化し、グラフを描くシーンを撮影したものです。
生徒達も初めて使うオシロスコープに、最初は戸惑っていましたが、慣れてくると次々に条件を変えて実験し、さらに学びを深めていました。
今回はごく一部の紹介でしたが、授業や実習見学は常に行っておりますので、興味を持たれた方は、お気軽に見学へお越しください。(申し込みは本校教頭まで)