国際STEAMワークショップ in Fukushima 2025 1日目②

「東日本大震災・原子力災害伝承館」に会場を移して、被災地住民への草の根的説明ークライシスコミュニケーションをチームで進めてきた本館館長による講演と施設見学体験です。

地震・津波・原子力災害という複合災害を経験し、復興へ歩んできた福島の記憶を教訓として伝えることをコンセプトにした、美しい博物館施設です。

あの日、あの時何があったのか、ニュースでの断片的だった情報が、リアルな映像やモノの記憶によって、繋がれていきます。

参加高校生は当時1〜3歳。水素爆発に至った過程や避難住民の思いについて知ろうと、積極的にメモをとり、それぞれが感想を呟きながら見学していました。

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フレコンバッグと呼ばれる、除染作業後の除去土壌を詰めたこの黒い袋が積み上がる光景を、福島の高校生達は見てきたそうです。20年後までの県外最終処分に向けて‥

双葉町長の言葉より。周辺を含めて、帰還住民が従事する場として企業誘致を進めている、とのこと。基幹であった農業から産業構造を転換していこうとする強い意志を感じました。

被災から14年。復興は道半ばであり、光も影もある、その言葉は重いです。

1日目の締めくくりは、参加者主催者全員での立食レセプション。皆さん、和気藹々と出会いを楽しみ、交流をより一層深めていました。

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本校2年生のKさんとTさん。後ろのお二人方は、なんと本校59期卒業生!主催側とメンターとして導いてくださっています。「チーム生野」。社会の第一線で活躍されている先輩方、ロールモデルにさせていただきます!

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