国際STEAMワークショップ in Fukushima 2025 1日目①

福島県双葉郡で開催される「国際STEAMワークショップ」に向けて、大阪からGLHS4校、各校で選抜された計8名の生徒。東海道新幹線・JR常磐線を乗り継ぐ約8時間の大移動です。

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本校の社会科教員から、「勿来の関」探訪話を伺っていたので、車窓から停車中にパシャリ。

「来る勿れ(くることなかれ)」として小町も和泉式部も西行も源義家も、詠み込んだとされる奥州の歌枕です。伝わる人には伝わる興奮ですね。

その後、「富岡」「双葉」「浪江」・・聞き覚えがある駅名を通過し宿泊地へ。生徒たちは道中疲れが見られたものの、読書に課題にと移動時間を有効に使い、0日目にして他校生徒ともすぐに打ち解けていました。さすがのコミュニケーション力!

さて本研修は、日本全国の高校生54名、英国Imperial College of London、米国Massachisetts Institute of Technologyの学生、国内外のアドバイザーやメンターが集う、3日間にわたる大規模な合同研修です。

主催は、NDF(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)。科学技術やSTEAM分野の面白さ、社会とのつながりについて、参加生徒が知見を広げ、自身の可能性を感じ、チャレンジを後押ししたいとの理念で継続的に行われています。

会場である双葉町産業交流センターにバス移動し、日本語・英語同時通訳で進行します。

1日目午前は、基調講演とメンターの方々による講演を聞きました。

人生の先輩方(特に理系を進路に据えた)が歩んで来られたキャリアや携わる仕事についての話から、自分のキャリアを考えるプログラムです。手元にメモを取りきれない程の情報・金言・気づきを得ました。

午後は、グループディスカッションからスタート。引率教員は別会場にてセッションのため、残念ながら議論途中を見ていないのですが、発表前に合流すると、熱冷めやらぬ盛り上がりよう。

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発表は、20年後の日本、将来に向けて、女性のワークライフバランスについてなど、各グループがテーマ設定をし、意見交換を経た内容です。笑いを交えたり、代わる代わる英語でスピーチをしたりと、即興だとは信じられない程、協働性に富んだ発表でした。

 

STEAM教育が大切にするのは、答えではなく、答えを出す過程。まさに考える場の提供です。

1日目は盛りだくさん、次に続きます。