標記について、引率いただいた先生からご報告いただきましたので、掲載させていただきます。
3/28(土)に、大阪公立大学と連携して探究を行っていた2年生(新3年生)の8名で、日本薬学会第146年会サイエンスフェスタに参加してきました。
午前の口頭発表の部では、参加した8名3班は、それぞれ、「生野生の生活習慣を改善しよう!」、「医療従事者の負担を減らすために」、「病院食改善の提案」 のテーマで口頭発表を行いました。
質疑の時間には、本校生の発表を含め、どの発表にも大学や研究機関の研究者の方が質問や助言、感想のコメントをくださり、本校生も緊張しながらも質問に答えていました。特に「生野生の生活習慣を改善しよう!」の班については、国立環境研究所の小林弥生先生から、「現在継続して行っている実践のヒントになりそうなのでお話を聞きたい」とのコメントがあり、その後、直接お声をかけていただきました。一班5分という短い時間でしたが、生徒は、発表や質疑応答ができたことも、他の高校生のいろいろな研究に触れられたことも、非常に刺激的だったようです。
その後、ランチョンセミナーでは、薬学に関係する若手研究者や薬剤師の方によるパネルディスカッションで、お仕事のやりがいや進路についてのお話を聞くことができました。
午後からは、企業の研究者の方や薬剤師の方、行政の方、そして大学研究者の先生方が、創薬や薬学、ご実践についてそれぞれご講演くださいました。特に、豊中の薬剤師会を中心に行っている、地域全体での医療連携のお話や、薬系技官という「理系の行政」のお話は生徒にも印象的だったようです。
この記事の書き手(引率教員・文系)にとっても、塩野義製薬のコロナ新薬の開発のお話や、核酸を用いたmRNAやDNAの書き換え(?)のお話はとてもエキサイティングで、登壇された方がごく当然のように「(ベンゼン環?を示しながら)この物質のここは人体に悪影響かもしれない、ここは変質しやすい。だからこことここを別の物質に書き換えて(置き換えて?)...」というように、まるでプラモデルのパーツを変えるような感覚で「薬の種(シード)」を発見し、それをよりよくしているというお話を聞き、自分の中の「化学」観が大きく変わった気がしますし、「化学って面白い学問なんだなあ」と思いました。
最後に、ポスター発表会場に移動し、短時間ではありますが他校のポスター発表も見学して、非常に濃厚な一日を終えました。
余談ですが、薬学会では、(おそらくスポンサー?によって)ランチョンセミナーでお弁当が、講演後には地域のパティスリーのお菓子が、そしてポスター発表会場ではフリードリンクが提供されており、それだけ「薬学」という分野が社会にとっても注目の対象であり、また期待も大きい分野なのだと実感しました。
生徒の一人に「自分が目標がまだ決まっていない高校生だったら、今日コロッと薬学を志していたと思うわ」と言ったら、一人の生徒は「私、コロッと行きそうですよ」と言っていたので、ぜひ彼女には薬学の徒をめざしてほしいと思います。
生野生は部活に勉強にと、本当に忙しい毎日を送っていると思いますが、こういった外部のイベントでは、思いがけない学びがあったり、自分の新しい興味が開かれたりするものです。ぜひ、新年度も、積極的に参加してみてくださいね!

