生野高校 グローバル・スタディーズ・プログラム 2025
8月4日から8日まで、生野高校では「校内留学 グローバル・スタディーズ・プログラム」を開催しました。今年は過去最多となる 82名の生徒 が参加し、2名のファシリテーター と 15名の大学生リーダー(出身国はさまざま) がサポートしてくれました。
5日間にわたり、生徒たちは積極的に英語を使ってグループリーダーと交流しました。初日は、多くの生徒が期待と緊張でいっぱいでした。「間違えたらどうしよう」「うまく話せないかもしれない」と不安を抱える生徒もいました。しかし、日を追うごとに生徒たちの意識は変化していきました。
彼らが気づいた大切なことは、「コミュニケーションは完璧さを求めるものではない」 ということです。間違いを恐れるのではなく、「相手は自分の言いたいことを理解したいと思ってくれている。助けてくれる、支えてくれる」という信頼を持ったときに、本当のコミュニケーションが生まれるのです。この気づきが、多くの生徒に勇気を与え、より自由に自分の考えを表現できるようになりました。
また、グループリーダー自身も英語を第二、あるいは第三言語として学んできた経験があり、日本の生徒の気持ちをよく理解していました。その共感と励ましが、生徒たちに安心感を与え、より前向きに取り組める環境を作ってくれました。
今後もこのグローバル・スタディーズ・プログラムを継続し、生野高校の生徒が 「本当の場面での英語コミュニケーション」 を体験できるようにしていきたいと思います。そして何よりも、「自分は英語で伝えることができるのだ」という自信を持ってもらえることを願っています。